休日
あの部長は言っちゃ悪いが、バカかもしれない。
明日説明する〜なんて言ってたのに、今日が休日ってことに気づいていなかったとかいう。
なんともアホな…。いや、まぁいい。
休日だぁーー!!!
よし、何をしようか。
まぁ、一つしかないんだけどね。
いや、俺程の休日のプロになると毎回やることは同じっつーか?いや、まぁ、別に外に行く必要なんかないだろ?うん、そうだよ。だってさ、ほら。外には危険がいっぱいだし…
有線イヤホンを耳に突っ込んで適当なボカロを聴きつつ、左手でソシャゲの周回をして右手でラノベを読む。完璧だ……。
どのくらい完璧かというと、錦織選手がいるテニスコートくらいだ。引退するっぽいけど。
あー、でも、テニス部入るなら少しくらい体力つけないとな。午後からちょっとランニング……散歩!散歩に行こう!ほら、うん。趣味を楽しみながらね!散歩!いい運動になるよ!
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そして、1時間くらいそんな事をしていたら、家のチャイムがなった。
両親は両方今家にいないので、仕方なく出る。宅配便か?
いずれにせよ、イヤホン外してて良かった。もしかしたら聞こえなかったかもだし…
そして、玄関の扉を開けると、
当然のように部長さんがいた。
まぁ、予想していたけどね。
うん、なんか、来るかなって。
「!?!?!?!?!?部長さん!?!?なんでいるの!?!?!?」
いやいや、勿論、フリだよフリ。別に驚いてなんかないし。
「住所なんで知ってるの!!??いや、ちょっと、急に訪ねるって……」
「何を言ってるのやら。明日説明するって言ったじゃないか。ほら、ちょっと来い。イヤ待て、着替えろ。さっさと。ほら、早く。外で話すから。」
「え、えぇ…普通に今日が休みだって忘れてるバカなのか…、と…」
「あぁ?」
「あ、ハイ!着替えてきます!」
10分後。俺と部長さんは住宅街を歩いていた。そして、歩きながら説明を受けていた。
まぁ、部活内のルールとかそんなもんだよ。
で、ここからが謎なんだが、部長さんはカラオケに行きたいと言い出した。
いやー、2人で?うーん……
と悩んでいるうちに、連れて行かれたんだ。
強引すぎるだろ。
そして、カラオケの指定された部屋に入って一息ついたとき、部長は言い出した。
「この世界は、何かがおかしい。」
「ん?」
ん?
「信じられないかもなんだが、俺は元々別の世界の住人だったんだ。でも、突然こんな世界に飛ばされてしまった。」
ん??
あ、いや。俺の台詞じゃないよ?
え?この部長さん、もしかして俺と同じ??
「……君には、俺と同じ世界の面影を感じる……だから、打ち明けたんだ。」
……いつの間に、部長は男前な顔つきをしていた。
「この世界は…、おかしい。」
もう一度、部長はそんな事を言った




