喧嘩の後
結局あの後、(俺は何も悪く無いと今でも思ってるけど)謝り合って、その場は解散となった。
あの女……ムカつく…
最後の会話なんて酷かったぞ?
〜〜
「はぁ…で?お前なんで出しゃばってんだよ」
「はぁ?何か悪いわけ?っていうか、出しゃばったんじゃなくて、瑠磨に頼まれたんだけど。つーか笑顔がキモいだけじゃなくて、口調も激しいんだな。男みたいに」
「黙れ。昨今ジェンダーの趣味嗜好や性格について口を出してはいけないのは常識だろ。尚更こんな世界で?」
「は?こんな世界?別に、そんなジェンダー差別なんかしてるわけじゃない。経験談だ。この世界の男は強く出ることができない。」
「あっそ、どうでもいいわ。じゃあな、クソアマ」
「こんのクソ野郎め……」
「あんま汚い言葉使うなよ、下品に見えるぞ?w」
「てめぇ……ぶっ殺!!!」
「ハッ!受けてやるよ!えっと………、えっと………?」
「もしかして、名前分からねぇのか…?」
「ごめん、君影薄いからさw」
「さっさと覚えてさっさと〇ね!名前は佻九だ!」
バキッ!!!
……俺は、何度殴られればいいんだろうか。
〜〜〜
名前マジで覚えてなかったんだけど、それだけでキレるとか……短気かよ。
この世界の女(男)嫌いだわ。性格が悪い…。
「えっと、あの、ごめん」
「はい?」
内心ブチギレながら、でも外には出さないように歩いていたら、瑠磨にまた謝られた。
「あぁ、いいよ。別に昨日のことも気にしてないし、殴られた事も、まぁ、上書きされたし」
「いや、その、殴ったこともごめんなんだけど、上書きの事で……。気が合うかなーって思って、だから、仲介役も佻九にお願いしたんだけど…。」
「?あぁ、あいつを連れてきたのかはお前か…」
マジでどこをどう見て気が合うなんて思ったんだろうか…。
「まぁ、いいよ。もう。何かが起きない限り、学校生活はまだ1年以上あるし、その間にぼちぼち関係を築けばいいのさ。」
「そう言ってもらえると助かります。じゃあ、また。」
「あぁ。」
呼び出されたのは昼休みなので、あとは適当に5.6限を過ごそう。
5限の授業では、現国でオタク達が動物化してるとかいう思想強い謎文章を読まされ、6限の数学では積分をやらされた。
天才枠の俺なので、当然問題なく、授業は寝ましたとさ。
そして、放課後。
俺はとある部屋の前にいる。
その部屋に書かれた言葉は、
「剣道場」
、ではなく、
「テニスコート」
俺は、帰宅部にはならないさ。
そして、剣道部にも入らない。
テニスやって、大学でテニサー(ヤリサー)に入ってこの世界の性事情を把握するという目標を掲げる。
…割とマジで。だって、男(男)には、女(男)がキツすぎるんだもん……
高校でそんな事聞けないし…




