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私の日記。幸せの未来まで。  作者: 神崎きのこ 山田後輩アロマ 白鳥Sora
魔王城からの脱出
46/50

ー第46章ー

爆滅神大魔王は極度のマザコンだった。

ー第46章ー


詩過(しすぎ)!!詩過!!」

「お父様…?!」

詩過(しすぎ)!!」

僕は、階段の踊り場で、大切な一人娘を抱きしめた。


「お父様、申し訳ありません。迎えに来て下さるなんて、思っていませんでしたから。」

詩過が悲しそうに、僕を、その深い紫色の瞳で見つめて来た。

僕とは似ても似つかない。

詩過(しすぎ)の髪の色や目の色はメチそっくりだが、輪郭やふとした時に見せる表情などは、椎凪(しいな)に一番似ている。


僕は椎凪(しいな)にそんなに似ていなかった。

どちらかと言えば母さんに似ているとよく言われた。

色素の薄い茶色の目。

幼さの残る柔和な顔立ち。


「詩過、お前は、世界一綺麗だよ。もっと大きくなって、年頃になれば、何人もの男がお前に婚約を申し込んでくるだろう。」

「お父様…?」

僕の目は、捉えていた。

詩過(しすご)の後ろ、僕の目線の先、階段の上に、何人もの人間が立っていた。

はしごかロープでも使って、窓が開いているこの3階に登ってきたんだろう。


詩過(しすぎ)、お前が誰と結婚しようと、お前が選んだのなら、僕は祝福するよ。」

僕は困惑した表情の詩過を、より強く抱きしめる。

「だから、僕のことは心配しなくて良い。これから何が起こっても、信念のままに生きなさい。お前のお祖母様は、気高い人だった。お祖母様、僕の母さん、咲崎(さきざき)紗来(さき)は、気高く、強い人だった。その人の様に、生きるんだよ。」

僕は娘に微笑んで、階段を駆け上がった。


「先に行け!!僕は、ここで追手を足止める!!」

叫んで敵の一人に飛びかかる。

すぐに武器を奪った。

その体勢のまま、奪った武器で数人を殴る。

全員致命傷だ。


「僕は爆滅神(ばくめつしん)大魔王。僕は不死身の魔王。僕を殺すことは、できないっ!!」


気高く生きろー!!!お祖母様の様にー!!!

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