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ー第39章ー
新章、真打の旅路。
ー第39章ー
俺は真打。
24の色男だ。
彼女も、妻も、子供もいない。
世界中を周って、その先々で出会った女と遊ぶ。
そうやって、食うところにも住むところにも困らず、俺は旅を続けている。
そんなある日、ベッドの上で相手の女からこんな噂を聞いた。
『魔王に子供が生まれたらしい』
『しかも三つ子の』
『妻はトナリダ王国の聖女』
興味しか湧いてこなかった。
魔王、それは俺の弟、爆滅神大魔王のことだ。
じゃあ、その子供を殺してみようか。
弟の悲しむ顔がみたい…っ!
あいつは佐素を殺した、犯罪者だ。
犯罪者が死んでも、誰も悲しまないだろ。
俺は魔王城に出向くことに決めた。
しかし、誰に聞いても魔王城の場所はわからず、各所の街で街中の女達をたぶらかし、街を崩壊させるという事だけを繰り返していた。
そんなある日、俺はトナリダ王国にたどり着いた。
魔王が式をあげたという王国だ。
俺はすぐさまその国の人間に能力を使った。
数分もしない内に、国中の人間が俺の周りに集まってきた。
俺が街の人間に話を聞いていたら、豪華な馬車が走ってきた。
王族だ。
王子と、王と、王妃。
みんな、俺の能力で蜜に集まる虫の様に、群がってきた。
虫唾が走る。
虫だけに。
虫唾が走る。虫だけに。




