ー第38章ー
子供達の名前、読むの頑張ってください☆忘れたら、戻ってきてね☆繻子、詩過、朱塗。
ー第38章ー
「繻子、詩過、朱塗!!」
「「「はーい。」」」
僕が子供達の名を呼ぶと、三人はそれぞれ自分の部屋から出てきた。
「なんですか?お父様?」
「?!そ、そのお隣に居る方は…?」
「お客さんですかぁ?」
「この男は、僕の兄でお前たちの叔父、憂津久真打だ。年齢は、24。」
僕は簡単に、真打のことを子供達に紹介した。
繻子は不思議そうな顔をし、詩過は頬を赤らめ、朱塗は興味津々という様子だ。
「真打、右から、長男で一番手先が器用な繻子、椎凪の血を一番引いている紅一点の詩過、そして末っ子の朱塗だ。朱塗は…赤が、凄く好きなんだ。僕達一家と同じで。」
「…そうか、末っ子は毎回、他の兄弟達とは違うんだよ。」
真打はそう言って、上を見た。過去のことを思い出しているかの様に。
あの時、僕が佐素を殺したことを、思い出しているのだろうか。
「そうだ、ここまで来るのに俺は6年かかっちまったが、双子はどうだ?」
真打が突然聞いてきた。
「双子?湖炉須と良姫流のことか?」
「まだ来てないのか?寄り道してた俺よりも、二人の方が早く着いてると思ったんだけどな。」
真打はそう言って首を傾げた。
「湖炉須と良姫流も、三人のことを知ってるのか…?」
「あぁ。噂は凄いぞ。世界中に広がってる。俺も、田舎の方で遊んでた女から聞いたんだ。」
「…そうか」
僕は複雑な気持ちで子供たちを見た。
この僕、世界の魔王に子供が生まれたとなれば、僕を恨む奴らが子供達を殺そうとするだろう。
メチも、狙われるかもしれない。
だが、真打が行った通り、この魔王城に辿り着くのはそう簡単ではない。
「真打、どうやってこの魔王城に来たんだ?」
「結構な時間がかかったな。」
世界の魔王…世界は自分中心に回ってるとでも思ってるのかな?




