ー第30章ー
こちらは全て、神崎きのこが制作しました章でございます。
ー第30章ー
「ポップ…グランドファザー…ジジィ…アイミーン、クソジジィ…」
僕は地面に泣き崩れた。
僕の目の前に、爺の首が転がってくる。
僕はそれを拾い上げた。
うわきったね。
血がべっちょりと付着した爺の首は、どろんこみたいに汚かった。
「うわきったね!!死ぬ!!いやぁ、キモい!!」
僕は爺の首をメチに投げた。
メチはそれをキャッチすると、横に立っていた衛兵Aに投げた。
衛兵Aはそれをキャッチして、隣に立っていた庭師に投げた。
庭師はそれをキャッチして、隣に立っていた医者に投げた。
医者はそれをキャッチして、隣に立っていた衛兵Bに投げた。
衛兵Bはそれをキャッチして、隣に立っていた衛兵Cに投げた。
衛兵Cはそれをキャッチして、隣に立っていた見張り番に投げた。
見張り番は混乱して、爺のくびちょんぱの体に爺の首を投げた。
ポスっ。
気持ちの良い音がして、爺の体が爺のくびちょんぱの体にぴったりとはまった。
「あれ?ワシは何を…?」
「爺!!」
「ばっ、爆魔王様!!うう!!腹が!!腹が痛うて仕方がない!!」
「それはそうでしょう。切腹なさったんですから。」
メチが冷酷に、爺の腹部からただれている内蔵やらを指差さした。
「ん?あれ?それ長靴じゃね?そのたれてるヤツに絡まってるの。」
僕はソーセージの切る前の様な物と一緒に絡まっている、長靴を指差さした。
「んなっ?!Yes、これは確かに長靴でございます!ワシ、長靴を食べるのが趣味でして。」
ー谷津、そんな趣味があったのか…今度僕も一緒に、やってみようかな。
「ええっ!!キモいです!!長靴は、とっても健康に悪いんですよ!!キモい!」
メチが叫んだ。
「ええひどい!!ワシ傷ついた!!」
「真実しか申しておりません!!」
「キモいって言ったよね?!」
「はい、だから真実です!!」
「ええっ!?」
長靴は、絶対に食べないでください。食中毒になる可能性も勿論心配していますが、それ以上に、ご家族が、長靴を食べているあなたを見てどう思うでしょうか。そして、おそらく、世間の目が、あなたに冷たく向くことでしょう。




