ー第27章ー
ムチって、メチに似てるよね。
ー第27章ー
早朝午前5時。
僕は目を覚ました。
なんだろう、なんかウキウキしてる。
なんだっけ?
昨日、なんか爺がなんかやらかしたような気がする。
でも、爺はそんな事しない。
じゃあ、メチ?
…ん?メチ?
あ!!
爺の切腹だ!!
…でも、何で?
爺はそんな切腹になるようなことを、絶対にしない。
何があったんだ?昨日の記憶がない…
はっ!!誰かに、僕の記憶を削除されたのかっ?!
これは大事件だ!!
今すぐ犯人を見つけ出して、切腹させる!!
介錯は、爺にやらせよう。
僕は急いで布団から出た。
「爺?爺っ!!」
僕が叫んでも爺は出てこない。
いつもなら呼んだ1秒後に現れるのに。
「おい!!衛兵っ!」
僕は衛兵を呼ぶ。
「はっ!!どうなさいましたか。」
衛兵はすぐに来た。
「爺はどこだ?」
僕は単刀直入で聞く。
すると、衛兵は目を丸くした。
「え?頼礼瑠様は大広間に…」
「なぜだ!?なぜ大広間なんかに…?」
「え?そりゃ、爆滅神大魔王様が昨夜、頼礼瑠様に切腹を命じて…」
ーは?
切腹?爺が?
「…っ!どけっ!!」
僕は衛兵を押しのけて部屋から出る。
そのまま大広間へと走った。
くそっ!どうなってるんだ?
切腹?
爺が?
あの優しい爺が、死ぬ…?
そんなの嫌だ…っ!
「爺の切腹をやめさせろ!!今すぐにだっ。」
僕は途中通りすがった衛兵に怒鳴った。
急げ…!もっと足を速く動かせっ!
そうだ。
僕はものすごく足が遅いのだ。
今だって、僕の部屋から5mしか離れていない。
ーどうする…?どうすれば、僕は、どうすればっ…!!
「お、おい、そこの衛兵!僕を担いで大広間へ急げ!」
「はえっ?!」
僕は通りすがった衛兵に命じると、衛兵の背中にまたがった。
馬に乗ったみたいだ。
「はえっ?!じゃ、ない!!僕の城に、蝿がいるわけがないだろう?!」
僕は衛兵の右前足にムチを打ち付ける。
「はんぎゃあァァァァ」
衛兵が泣き叫びながら走る。
「もっと早くしろ!!爺の命がかかってるんだぞ!」
「じ、爺?は、はぇ…?」
衛兵が変な声を出す。
「喋らずに早くしろ!」
僕はもう一度衛兵にムチを打ち付ける。
「ふんぎゃあぁぁぁっ!!」
「急げ!!」
アロマんの仕業ですよ。大部分。きのこも色々やらかしてるけど、ほぼアロマんですよ。うん。




