ー第26章ー
切腹………腹を切って自殺をすること。
介錯………切腹をした人の首を切る人。
ー第26章ー
バンっ!!
「爆魔王様!!!」
「……爺…?」
爺がドアから入ってきた。
ドアをぶん殴って。
「爆魔王様!?何をなさっているのです!?その御方は、その御方はっ!」
「…なんだというのだ?」
「爆魔王様の花嫁様でございますぞっ!!」
爺が顔を真っ赤にしながら言う。
つばがペッペと飛ぶ。
汚い…
「爺。お前もわからないのか。僕はな、僕は一生結婚しないんだぞ!!」
「爆魔王様っ!!」
パーーーーン。
ーえ?
何だ?何が起こった…?
僕は今、何が起こったのかを理解するのに、1時間かかった。
一時間後…
「た、叩いたのか!?この僕を!?」
「は、ははぁ…」
爺がため息をつく。
頬がじんじんと痛い。
一時間もかかったのに。
「せ、切腹だっ!」
僕はそう怒鳴る。
「介錯はお前だ!そこの女っ、お前が務めろ!」
ちなみに…
切腹………腹を切って自殺をすること。
介錯………切腹をした人の首を切る人。
「わ、私ですか!?」
「お前以外にいるか。不法侵入罪だ。」
「え、う、うそぉ…私が…、首を…?切るんですか…っ」
「うるさいから黙れ。女。」
僕がそう言うと女は黙り込む。
面白い。
この世で僕に逆らえる奴はいない。
この世界は僕のものだ。
「ば、爆魔王様っ!それはいくらなんでも…」
爺が言う。
「死ぬのが怖いのか?爺よ。」
「それは…怖いですよ。この老いぼれもちゃんとした命を持っておりますゆえ…ただ…その若い娘に介錯を務めさせるのは…」
そう言って爺が黙り込む。
面白くない。
「なんだと言うのだ?」
「か、可愛そうでございます…」
「はっ!!はははははっ!!」
「ば、爆魔王様…?」
「可哀想だと?可哀想?ふざけるな!!」
「も、申し訳ございませぬ…爆魔王様。」
「爆魔王様?俺は爆滅神大魔王様だ!!」
「も、申し訳ございませぬ…爆滅神大魔王…っ!!」
爺がそう言いながら土下座をしながら言う。
「もういい。うるさい。」
僕は女の方を振り返る。
「女、爺は明日の朝、5時に切腹をする。それまでに大広間に出てくるよう。」
僕がそう言うと、女はピクピク震え始めた。子犬みたいだ。
「…」
女が黙り込む。
「返事はっ!?」
「…っ!?も、申し訳ございません…わ、わかりました…」
「そうか。じゃあ、僕はもう、寝る。」
僕はそう言い、布団に潜り込んで寝た。
今起きたばっかなのに寝てんな…




