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ー第11章ー
これ最初の方は山田後輩が書いたから。最後の方しか知らないから。私は。(神崎きのこ)
ー第11章ー
「今日は、僕の部屋で一緒に寝よう。」
椎凪君は私の瞳をじっと見つめながら、言った。
「ええ…もちろん。」
私は、そう言って、椎凪君を見つめ返した。
クラス中からの憎しみの視線が集まっていることに気づかずに。
「紗来さん…それでさ、僕と、結婚してほしいんだ。」
「…っ!!」
私は、驚きで声が出なかった。
私は、椎凪君のことが好きだけど、まさか、結婚までは考えていなかった。
と、いうことにしとく。
…本当は毎日のように考えていたけどね。
「え?…けっこん…?」
私が驚いたように言うと、椎凪君は、「え?あ、嫌だった?嫌なら良いんだよ。」と、悲しそうな瞳をして言った。
ー椎凪君…よし、それじゃあ、本心を顕にしようではないか。
「え?嘘っ!!もちろん!!!もちろんです!!きゃー♡嬉しい!!」
私がぴょんぴょんうさぎのように跳ねていると、椎凪君は私を抱き寄せ、また、唇を重ねてきた。
これ最初の方は山田後輩が書いたから。最後の方しか知らないから。私は。(神崎きのこ)
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