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慈しみの雨
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血の涙は、地面に落ちるまでに雨になっていた。
火の玉の雨は、透明な雨と変わり、渇いた地面を潤した。
雨の勢いは、しだいに激しくなり、地形の一部が濁流に変化していった。
赤い龍から血の気が失せていき、しだいに青色に変色していった。
僕らは、青龍の身体から離れた。
天空から降り注ぐ雨は、慈しみの雨となっていた。
まるで、なにもかもを浄化するように…。
青龍は、空へと消えて行った。
僕らの身体は、赤土の土石流に流されて行った。




