生き物は居ない、って、言ったよねっ!
頭上に居る生き物が、コチラを襲って来るコトはない。
まぁ、草食動物と言うか、リスとリス的な生き物なので、当たり前だが。
リスは、実験か何かで、地球から持ち込まれた生き物と思われる。
天敵が居ないためか、結構な数に増えているみたいだ。
さらに、別世界から入り込んだ生き物も。
その混血らしき存在もだ。
リスはシマリスである。
オーソドックスなヤツで、テレビなどでも観たコトがあるヤツだ。
で、異世界の生き物なのだが、身体の大きさはリスと変わらない。
体型もリスに近いか。
だが、モフモフな毛が体を覆い、顔は丸く、目はデカい。
真ん丸である。
鼻は低く、前歯二本が長い。
なんか、アニメやマンガで見たコトがある様な面構えであった。
「なんか、コミカルなヤツだなぁ」
思わず、その様な感想が。
で、混血らしきヤツは、背にはシマリス独自の縞が。
それでいて、モフモフである。
鼻はシマリスの様に長いが、目は真ん丸でデカい。
耳も丸耳であり、結構なデカさとなる。
シマリスも異世界産小動物も可愛いが、混血種はアザと過ぎるほどに可愛いかったりする。
「これ、襲い掛かって来るヤツで無くて良かったよなぁ。
あんなの退治しろ、って言われたら、精神的ダメージがひどいよ、絶対」
そんなコトを呟きながら、森と化した場所を移動する。
この辺りは、魔素濃度が低い頃に調査し終わっている。
そのため、何か新たな発見があるとは、思われるない。
まぁ、不思議な小動物は居たが。
だが、小動物が異世界から紛れ込んでいた、っと言うコトは、他にも生物が。
っと言うか、この世界にて、生き残っていた生物も居るのだ。
で、長い時間放置され、農作物や果樹が育っていれば、生き物が寄って来る。
中には拠点にしていたベースから逃げ出した生き物の末裔なども。
「鶏?
え?
飛んでね?
っか、野犬かぁ」
このダンジョンへは、探索者が入り込んでいる。
そんな彼らが一番危険視しているのが、野犬である。
まぁ、他にも危険生物が居るらしいのだか、数は野犬が一番多い。
しかも、群れで行動するため、囲まれると、なかなかに厳しいそうだ。
まぁ、アタックスーツを纏っているため、ダメージを負うコトはないのだが。
「っか、野犬が出るのは、知ってましたよね?
なんで、生き物が居ないってコトに?」
通信で確認を。
野犬の群れに囲まれいるが、完全無視である。
「いやいや。
探索者からは、生き物が現れるとの報告はあったのだけど、証拠などは、ね。
試しに犬などの生き物を、ダンジョン区へ連れて行くと、魔素中毒になるのよ。
だから、生き物の生息は不可能で、探索者の誤報とされていたの」
事実を告げていたのに、信じて貰えないとは。
なかなか、世知辛い話しである。




