ダンジョン内は、魔素が高い場所。なんで、こんなに?
淳少年の初ダンジョン探索。
まぁ、ダンジョンとは名ばかりで、実質には滅んだ別次元世界なのだが。
最近、この次元空域においても次元エネルギーが満ちて来ている。
だが元々は、次元エネルギー濃度は高く無かった場所である。
この次元エネルギーの高まりには原因がある。
亜空間世界と言う存在は、次元エネルギーが満ちた空間である次元空間に浮かぶ、シャボン玉みたいな存在である。
とは言え、元々は重なっても、互いに干渉するコトは無かった。
いや、正確には違う。
時たま神隠し的に、隣接したり重なった世界へ、動植物や物が移ったりも。
だが、世界全体からしたら、些細なコトである。
そして、次元エネルギーの影響は、エネルギー濃度が高い場所が高く、濃度が低い場所で、殆ど影響を受けなかった。
そう、淳少年の世界は、影響を受けなかった世界である。
そして、次元事故を起こした研究施設が存在する世界は、次元エネルギーが濃い場所だ。
このような場所は無数に存在するが、その一つでしかない。
だが、その事故の影響は甚大であった。
事故を起こした世界は消滅。
近隣世界を巻き込んで、だ。
だが、その余波は、離れた世界へも。
中には次元エネルギーを活用していた世界も。
そんな世界にも、事故影響にて滅びた世界があり、ピコマシーンなどを使用した文明も、あった訳だ。
このピコマシーンだが、人の奉仕用マシーンであった。
彼らの定義で言う人とは、ある程度の次元エネルギーに耐えれる肉体を持った人類を指す。
で、淳少年世界にも、このピコマシーンが流れ着く訳なのだが、次元エネルギー濃度は低く、さらに人々の次元エネルギー適正は低くかった。
いや、無いに等しい。
ピコマシーンが適切に活動するには、次元エネルギーは必須である。
ゆえに、徐々に次元エネルギーをコチラへと。
つまり、ピコマシーンが次元エネルギーを誘導するように。
これが、次元エネルギー濃度が高まった原因である。
まぁ、滅んだり、綻んだりした亜空間が互いに連結してしまい。
そんな繋がった空間を通して、消滅した亜空間から開いた穴から、直接次元エネルギーを。
むろん、そんな高濃度な次元エネルギーが通過するのだ。
耐性の低い亜空間世界が、そんか亜空間的連なりに近付いたら、タダでは済まない。
淳少年の世界のような、亜空間連なりに接触する前に、高濃度次元エネルギーの影響で、滅んだ世界も。
むろん、淳少年達は、知るゆえもないが。
まぁ、時空の一部へ焼き付いた、俺だから分かるのだが。




