いよいよダンジョンへ。いや、淳少年?アンタは走るなメ⬜︎スかな?
許可が降り、淳少年がダンジョンへと。
とは言え、見える範囲に入り口が在るのだが。
生身の身体ならば、走っても30分以上は掛かるであろうか。
その距離を数秒にて。
まぁ、当然ながら、道中に存在した廃墟などは、全て吹き飛んでいる。
とは言え、動植物は皆無であり、使用不可能ほどに老朽化した存在しか無かったのだが。
なにせ、ダンジョンに近いコノ辺りでは、魔素濃度が高い。
そのため、植物は枯れ果て、生き物は死滅している。
そんな場所がどうなろうと、全く問題ないと言えよう。
かえって整地され助かるくらいだ。
とは言え、移動した衝撃波にて、辺りを吹き飛ばすのを、整地と言うかは、疑問であるが。
「ちょっ!?
淳君!
辺りを吹き飛ばさないで貰えます?
吹き飛んだゴミを片付けさせるのに、時間が掛かるんですからね!」
なるほど、吹き飛ばした後の処理に問題が。
だから、決まったルートを指定していたのか。
「あー
済みません。
ダンジョンに入れるのが嬉しくて、つい」
そんなコトを。
いやいや。
低空でマッハにて飛行物体が飛行しても、被害は甚大となるだろう。
なのに地上をマッハ10以上のスピードで移動しているのだ。
その衝撃波は宙に逃げず、ダイレクトに地へと。
大地は抉れ、存在した物質は吹き飛んでいた。
「あっちゃあ!
つい、ハシャイじゃったよ。
ゴメンなさい」
素直に謝れるのは、良いコトである。
「大丈夫だ。
スーツに慣れさせている隊員達に処理させるのでな。
っと言うか、本来は撤去作業から入らせるつもりだった。
それが撤去後の片付けだけになったのだ。
隊員からは感謝されはしても、苦情は来まい」
司令が、そのようにフォローを。
まぁ、それに梓さんは納得したみたいだが。
そして、瞬間移動じみた動きで、ダンジョン入り口へと至った少年がの。
「アツシ、行きまぁーす!」っと。
いや、ドコかで聞いたようなフレーズみたいな?
そんな掛け声にて、ダンジョンへと。
まぁ、ダンジョンとの通称ではあるが、実際にはダンジョンではない。
時空事故にて滅んだ数多の世界が、時空変調にて連なった空間だ。
その歪な世界へ、淳少年の世界の一部が繋がって感じだろうか。
つまり、滅んだ別次元世界へと、入り込んだ形となる。
そのため、ダンジョンへ繋がる穴を潜ると、まさしく別世界であった。
「なんか、スゲェっ!
太陽が二つに月が五つ?
いや、明るいし、太陽と月が共に見えてるんですが!?」
ちなみに太陽は7つほど見える。
そのため、常に何れかの太陽に照らされており、夜自体が訪れなかったりする。
コレは隣接する滅んだ別世界の太陽が見えているのだった。




