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9/23

喫茶店の人気者なんですね、ガンバ!

女子達へスイーツを作った後、常連客が次々と。

農作業終わりの方々が、休息に来たりしている訳だ。


つまり。


「アツちゃん、スイーツお願いね」

「おりゃあ、軽食頼まぁ。

 お勧めなんをよぉ」

「アー坊。

 ナポリタン宜しく。

 鉄板に薄焼き卵のヤツな」


などなど。

実にバラエティ豊かな注文が。


「だぁらぁ!

 俺はぁ、素人な、のっ!

 高校一年に、作らせんなぁっ!」


そう言いながらも手を動かしている。

いやはや、見事に注文に応えているな。


マスターはコーヒー淹れたり、ドリンク系を。

奥さんと娘さん二人が来て、ホールを。


その頃になると、常連客で席が埋まり始める。

夕食目当ての独身や、たまには外食と考えた家庭に大学生などなど。


(みんな金持ってんなぁ)


淳が、そんなコトを考えているのだが、家族持ちが来る理由は違う。

隣接地域へ住まう者達の共通した悩みは、体調不良である。

そんな不調は魔素が原因であるため、病院へ行っても復調しないのだ。


だが、この喫茶店のメニューにて注文した料理を食べると、体調が改善するとの噂が。

実際に試すと、確実とは言い切れないが、改善したように?


プラシーボだと言われたら、それまでだが、それでも頼りたいのが、世の常である。


まぁ、毎日はキツいので、週に何回か、だが。


だが、独身者や大学生などは、ほぼ毎日来ている。

何せ地域外で働いていたり、バイトしている面々が大半であり、収入自体が地域住民とは違うのだ。


まぁ、この地域の平均賃金が、極端に低いのであるが。


とは言え、隣接地域にて生産される物を含めると、物価は外の三分の一以下となるのだが。


つまり、外で働いている者達にとり、日々の食事をココで摂っても問題がなかったりする訳だ。


そんな彼らは、喫茶店で食事するようになり、劇的に体調が改善している。

つまり、コレが裏付けとなり、客が増えているのである。


なので。


「なんで、こんなにぃ、客が増えてんだよっー

 っか、マスターも料理しろやっ!」


淳に負荷が掛かる訳で。

そんな彼へマスターが。


「いやいや。

 皆さん、オマエの料理を御所望でな。

 俺がなぁ」


「マスターの料理は、要らん!」


「ほら、これだ。

 酷くね?」


マスター、半泣き。

いや、マスターの腕前も、捨てたものでは無いのだが。

それでも、淳の料理には勝てない。

仕方ないことなのかも、しれない。


で、押し寄せる常連客が捌けると、食材は地域食材のみに。

コレのみで作った料理は、普通に毒である。


食べれないハズなのだが。


「しかし、良く食えるな。

 本当に大丈夫か?」


マスターが、心配そうに。


「ん?

 何が?

 っか、ヤッパリ、ウメェー」


うん、問題ないみたいである。

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