早くスーツを纏い、運動したい少年は、暇そうです。
梓さんと司令の遣り取りを聞きながら、淳少年は暇そうにしている。
大人の都合など、彼には関係ない。
彼としては、最近ハマっているアタックスーツを操れれば良いだけだからだ。
学校の宿題は、このコトがあったため、早めに全てを終わらせている。
彼は意外なコトに成績優秀者である。
っと言うか、主席だったりする。
まぁ、魔素と言うか、ピコマシーンにて強化されているため、下手なスーパーサーバーをも寄せ付けない知能を有しているのだが。
とは言え、騒ぎはゴメンなので、全てに加減しつつ生活していたりする。
それは結構なストレスだったりもするのだ。
そんな枷をハズす機会が、アタックスーツやプロテクトスーツの稼働試験である。
彼の能力によるトコロもあるのだが、それをスーツの性能としてしまっていたりする。
彼にとって、最高のストレス発散の場なのである。
ちなみに喫茶店なのだが。
魔素研究所から、対象者の許容魔素量および、食材の魔素含有量を調べる機器が貸し出されている。
この機器なのだが、淳少年の協力の元にて開発された品だ。
例の魔素抜き食材の安全性を保証するには、どうすれば良いのか。
コレは結構、重要な案件であった。
それが保証されなければ、市場に流すコトなどできないからである。
研究所職員が悩んでいると。
「コレ、完全に魔素が抜けてますね。
コッチは、抜け切れて無いけど、喫茶店の客に出すには丁度良いかも」
などと。
いや、訳が分からない!
なので、どうして分かるのか、っと言うコトに。
そして、感覚的に感じていた魔素含有量を、機械で調べる方針に。
実は、魔素研究所は複数の部署に分かれており、各々が別の研究を行っていたりする。
そんな中には、魔素含有量をセンサーにて測る研究も。
その研究は、既に遠隔にて、魔素の含有率を測れるようには、なってはいた。
いたのだが、その分量に対する指針に難が。
何をもって、魔素を測るか。
魔素とは、この世界では毒である。
ゆえに、測る指針を設けるのにも、触れるのはタブーだ。
しかも液体や固体でなない。
分類的には気体なのだろうが、故意に集めるのは困難であった。
だが、魔素吸引機と魔素充填池の組み合わせにて、魔素の収集は可能になってはいた。
だが、充填量をセンサーにて測った魔素量へ当て嵌めるのは、なかなかに厳しかったのだ。
ソコへ魔素を感知できる淳少年が。
的確に、魔素量を充填池の含有量と比較し指摘を。
それにより、明確な魔素量が定義可能と。
そうして実用化された魔素計測器を、試験的に喫茶店にて。
魔素の適合率と、食材の魔素含有量が分かれば、マスターは的確に調理可能。
淳少年よりは多少劣るが、遜色ないレベルの料理を提供できるように。
なので、喫茶店の方も問題ない状態である。




