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拠点内を移動するみたいですが、厳重?なんか、違う?

ダンジョン区に造られた探索用拠点へ辿り着き、梓さんの先導の元にて移動を開始する。


車庫から廊下へと出る扉を潜ると、廊下へ至る前の前室へと。

車庫にて開いた自動扉が、背後にて閉まる。


すると、前室にて再度魔素抜きが行われ、さらに消毒薬を含むミストが部屋へ放出される。


「ヤケに厳重ですね」


「そりゃそうよ。

 施設内は魔素汚染を防ぐために密室だもの。

 変な病原菌なんかが持ち込まれたら、施設内パンデミックが発生するからね」


まぁ、ソコソコの広さが在る施設ではあるが、変な病原菌などが持ち込まれたら、さほど時間が掛からずにパンデミックが発生となるであろう。

警戒するのも当然である。


消毒も終わり、廊下側の扉が自動で開く。

ちなみに認証などの装置はない。


ダンジョン区へ立ち入る際に認証されており、さらに建屋へ車が侵入する際にも、再度認証されている。


ちなみに、乗車した車にも認証システムが搭載されており、認証を得た者および許可を得た者が承認しないと乗車できない。

しかも乗車した者のバイタルチェックおよび、身元確認が行われ、不審な場合は自動にて警察署へと移動する仕組みだ。


搭乗者を脅したり、薬などで操ったなどにて搭乗しても、車内にて行われる再確認にて弾かれたら、自動で拘束されるコトとなるであろう。


だが、そのような仕組みについては、淳少年には知らされていない。

なので、


「研究所と違って、認証システムが無いんですね」


そう尋ねている。

それへ梓さんが。


「あらかじめ許可された者しか入れないからね。

 車庫内で、許可された人かはチェックされてるし、そもそも研究所と違って、誰でも立ち入れる場所じゃないから」


まぁ、それは、そうである。

ダンジョンが現れた当初は、今ほど魔素濃度は高くなかった。

それこそ、装備なしでもダンジョン内へも立ち入れたのである。


だが、年々、魔素濃度が高まり、今では魔素適性が低い者は立ち入るコトも出来ない。

いや、そもそも、ダンジョン区隣接地域へさえ立ち入れないのだ。


こんな場所へと赴くのは、自殺行為である。


つまり、ココまで来れると言うコトは、魔素濃度が高い場所を移動する手段を持った者だけであり、そんな乗り物は、魔素研究所以外には存在しない。


つまり、許可ない者が立ち入るのは、不可能と言って良いだろう。


そんな話しをしつつ廊下を移動し、エレベーターで最上階へと。


淳少年的には、司令室と言うか、コントロールセンターは、地下か最上階に造られるイメージらしい。


そのイメージ通りであるため、なんか感動している。

いや、それはそれで、どうなんだろうか?

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