喫茶店へと持ち込みですね。マスターが、困ってああますよ?
見慣れない台車へ何かを載せた侭で、店内へと。
ソレを見たマスターが。
「まぁーたぁ。
今度は、何を持ち込みやがったんだ?
誰かからの、お裾分けか?」
呆れたように告げているが、また、っと言っているコトから、過去にも持ち込んだコトがありそうである。
マスターに問われ、淳少年が。
「へへぇ〜ん。
今日は、スんゴぉ〜いの、持って来たかんね。
コレだぁ!」
そう告げて、ブルーシートを剥がす。
現れたブツを見て、マスター仰天!
「んじぁぁっ、そりゃぁぁっ!?」
まぁ、驚くのも無理はない。
巨大なスッポンに巨大ウナギ。
それだけでも仰天に値する。
だが、巨大な鯉に、巨大鱒。
鱒?
キングサーモンの間違いでは?
っか、鯵や鯖を超える大きさの魚。
見た目は鮒である。
っか、こんな鮒が存在するのか?
別種か?
タラバガニと同等クラスの大きさを誇る藻屑カニ。
オマールエビや伊勢エビのようなエビも。
「おまっ!
どっから持って来たぁ!
食えんのか、それぇ!?」
うん、化け物クラスの食材である。
食えるか疑問に思っても、仕方あるまい。
「たぶん?
けど、絶対に美味い、って、感じるんだよね。
まぁ、隣接地域でも、限られた人しか食べれないけど。
あ、マスターは食べれないから。
奥さんも無理かなぁ。
姉ちん達なら食べれるんじゃね?
っか、若い世代じゃないと、無理かなぁ」
淳少年が、その様なコトを告げるが、まぁ、間違いではないだろう。
っと言うのも、ココへ来ている若者達は、淳が適量となる魔素を調整しつつ調理した料理を食べている。
若いだけあり、料理から摂取する魔素量は多い。
しかも適量の魔素ゆえ、身体に馴染み、魔素適合率が上がっているのだ。
そんな者達ならば、持ち込んだ食材でも食べられるであろう。
まぁ、魔素なし食材と合わせ、魔素量を調整する必要はあるが。
「ふぅ。
イッペンに持ち込むなよな、おまえは、さぁ。
取り敢えずは、冷蔵庫へ、って!
おまっ!
生きてんじゃねぇかっ!」
マスターが、困ったように。
「いやぁ、網打ったら、こんだけ漁れたんだよね。
手頃な大きさ以外は放って来たんだけど、小さ目なヤツで、コレだから。
しかも締め方がさぁ。
川魚の部類だから、泥抜きとか要るかもでしょ?
だから締めずに持って来ました」
いやいや。
持って来ました、って。
マスターは困りながら。
「なら、裏の生簀へ放り込んで来な。
数日は様子見てから判断すっから」
マスターも釣りをする。
海釣りもするが、海から離れているため、もっぱら川や湖などでだが。
そのため、泥吐きさせる生簀を。
まぁ、土地あまりな、隣接地域だから、出来るコトではあるのだが。




