学校に戻りましたよ。ん?あー、世の中には、バカが、なぁ。
車が降り、駐車スペースへと。
二人が車から降りると、当然ながら無人となる。
なので、高校の駐車スペースへの駐車は、不用心とも言えるだろう。
だが、車の周りには、重力制御にて浮遊する小型ドローンが舞い、辺りを撮影しつつ警戒している。
車自体が装甲車並みの防御力を持っており、搭載AIが制御を。
不審人物が近寄れば警告を。
それでも近寄り車体に触れたら、軽い電撃を。
さらに引かない場合、強力な高圧電流と、ガスが放出される。
むろん、当局に情報が送られ、捕縛する為のチームが警察から派遣されるコトてなるのだ。
だから、イタズラ半分に近寄ってはならない。
相手は国家権力なのだ。
少年だろうが、咎められる。
いいね、そこの不良諸君。
AIからの警告が。
「関係ねぇな。
へっ!
なぁーにがぁ、国家権力だ!」
「そうかね?
では、詳しい話しは、署で聞かせて貰おう」
イキナリ背後から。
不良少年が、ギョッとして振り向くと、特殊警察との腕章を付けた警察官が。
「な、なんだぁ、キサマぁ!」
「バカかね?
国家特別車両のAIからの忠告が、成されたハズだが?
理解出来なかったのかね?
言動とは言え、車両へ害なす素振りが成された場合、当然ながら捕縛対象者となるのだよ。
ちなみに、この場における撮影は、車と浮遊ドローンにて成されている。
証拠は揃っているため、言い逃れはできないからな。
あ、抵抗しないコトだ。
痛い目にあいたくなかろう?
しかも罪が重なるコトとなる。
それと、君の親が君を庇った場合、国家反逆罪にて、君の親も捕まるのでな。
親の権力をアテにしないように」
ドコにでもバカは居るみたいである。
コトの始まりは、単なる度胸試しだった。
国管理の特別車両。
掻っ払って売り払えば、良い値が付くんじゃね?っと。
いやいや。
万が一、億が一、にも、盗めないが、盗めても買い取る業者などない。
なにせ国家反逆とみなされ、買い取り業者は家族含め捕まるので。
そんな危険を犯して買い取るメリットがないのである。
で、少年は警官に確保され警察署へと。
余罪も洗いざらい。
特別少年院へと送られるのだが、出所は三十年先か。
親も捕まており、コチラは五十年は出れないらしい。
歳を考えると、国家反逆者を収監している刑務所からは、出て来れないだろう。
そんな騒ぎが起こっているなど、淳少年は知るハズもなく、出迎えてくれた担任と共に応接室へと。
むろん、梓さんも同行している。
応接室へ入ると、校長と教頭が。
なにやら淳少年に話しがあるみたいである。
なんでなろう?




