さて、ショタ室長に連れて、食堂へ、と?ん?この、薫り、は?
ショタ室長のショタたる秘密は、上層部にて秘匿している。
そのため、新たに配属された者達は、ソレが当然だと思っていたりするのだった。
そんなショタ室長と共に、所内の食堂へと。
食堂へ隣接する厨房へは、鰻屋の施設が。
実は偶に、出張料理にて契約している鰻屋が。
破格の代金が支払われるため、店的には助かるみたいだ。
昨今の不景気にて、外食離れが進んでいる。
そのため、店を畳む者も。
老舗と呼ばれる店であろうと、客が来なければ。
これなのだが、ピコマシーンが悪徳政治家や、悪徳官僚に、暴力組織などなど。
一族郎党を皆殺しにしたコトも、原因になっている。
そんな悪党は、何故か金払いは良い。
そして外食好きである。
特に見栄を気にするため、高価な品を頼んだりと。
つまり、店からしたら上客だった訳だ。
そんな上客が、次から次へと身罷って消える。
つまり、客が途絶える訳だ。
むろん、一般客も居るし、悪さをしていない政財界の方々や官僚も居る。
そんな方々も訪れるが、そのような方々は無駄な見栄は切らない。
つまり、金払いは、悪人ほどでは。
とは言え、真っ当な商売をしていれば、悪人共が来なくなっても問題はない。
だが、金が人を狂わせるのか、本人の性根なのか、散財していた者が。
そんな者が店主だった店は、当然のように潰れている。
まぁ、収入が減るのだから、当然である。
だが、真っ当に商売していた店であろうと、上客が減ると厳しい。
それで立ち行かない場合も。
それで老舗の優良店が消えては堪らない。
なので、国が魔素研究所への、出張料理を斡旋。
この出張費だけでも、定期収入となる。
そのため店としても安定して営業を。
とは言え、この対象となるのは個人店のみ。
しかも文化に寄与すると、判断される店のみとなる。
つまり老舗だな。
鰻屋や寿司屋に天麩羅屋など。
小料理屋や老舗洋食店に中華料理店も。
様々な店が対象となるが、チェーン展開している店は対象とならない。
新規に開店した店もだ。
まぁ、食文化保護のため、を、謳っているため、当然ではあるが。
そんな出張料理屋のために、所内厨房へは専用施設も。
ソコで鰻屋店主が、鰻を焼いている訳なのだが。
コノ煙が曲者で。
なにせ、ウナギは煙りで食わせろ!っう言葉がある様に、ウナギが焼き上がる薫りは!
所員達が食堂へ入ると、いや、入る前からか。
ウナギの香ばしい薫りがっ!
全員が急足になるのも、仕方ないのやもしれない。
当然だが、淳少年も。
彼はウナギを食したコトがない。
ゆえに、薫りに一本釣りされるのだった。




