どうやら昼食が用意されているみたいですよ?
ショタ室長がな。
「さて、別室へ昼飯を用意させてるからさぁ、食べて行きなよ〜
鰻重だよ、鰻重!
天然ウナギの青を老舗の店主が焼き上げた品なんだ。
特別なんだからねっ!」
したら梓さんが。
「室長!」っと。
「何かね?」
首をコテンっと傾げながら。
狙ってないよな?
「それって、私達にも?」
「なに言ってんの?
有る訳ないでしょ。
幾らすると思ってんのさ。
まぁ、淳君が食べ切れなかったら、購入可能ではあるよ。
僕は自分のは代金払って確保したけどね。
買うかは自分で決めてね」
いや、淳少年が大喰らいとは言え、五十人前は食わないだろうに。
ココに居る所員は三十人前後である。
つまり、十分に賄える数を端から確保してある訳だ。
しかも福利厚生にて、食べに出向くより安く食せたりする。
全てが天然物では無いし、青でもない。
だが、今、食べずして、何時、食べると言うのだろうか?
実はコノ情報、被験者を迎えに行った者以外は知っていたりする。
なので、梓さんに耳打ちする者も。
「チッ」
室長が舌打ち。
コヤツ、梓さんの挙動を見て楽しんでいたみたいだ。
趣味が悪くないか?
まぁ、ショタ、ショタと言っているのだが、実際はショタではない。
この部署の三分の一しか知らないのだが、十数年前までは、実年齢通りの姿だったのだ。
いや、高身長で筋肉質であり、結構な遊び人でも。
その面影は、今はない。
むろん梓さんは、そのコトを知らない。
出会った時から、室長はショタだったからだ。
当初、倦怠感などで寝込むコトが。
徹夜続きであり、酒やタバコも。
結構なヘビードランカーであり、ヘビースモーカーだった。
そのため、二日酔いなども日常茶飯事であり、倦怠感などは何時ものコトと。
だが、暫くすると若返りが。
本人は全く気付かなかったのだが、周りが騒ぎ始め。
調べると、身長が低くなっているコトが。
さらに筋力も。
そして身体が酒とタバコを受け付けなくなり、明らかに異常と。
代わりに甘い物が欲しくなり、さらに美味い料理が。
味覚が鋭くなり、嗅覚も鋭敏に。
日々食べていたジャンクな代物が、受け入れれ無くなって行く。
そして気付いたら、ショタだ。
この侭、幼児化して行くのかと、恐れ慄いていたのだが、ショタで若返りは止まる。
そして、その状態の侭で成長も止まる。
永遠のショタである。
実はコレ、魔素と言うか、ピコマシーンの仕業だ。
魔素研究を推し進めるには、彼は欠かせない人材と判断。
そんな人材は確保しておきたいため、若返らせ寿命を伸ばしたのだった。




