アタックスーツを脱ぎ、インナーから着替えるようです。
淳少年がアタックスーツを脱ぎ終え、梓さんへ案内されてシャワールームへと。
一応快適に保たれたアタックスーツ内であっても、アレだけ動き回れば汗ダクである。
正直、汗を流せるのは、ありがたい。
着替えは用意されており、ココでインナーと着替える。
学生服はクリーニングされているが、カナリ劣化しているため、新品も添えられた袋へと。
紙袋ではなく、シッカリとした合成繊維で縫製されたカバンである。
コレを買うと、結構な値になるだろう。
っと言うか、市販されておらず、この施設にて造られた品である。
キチンとナンバリングされており、一定の検知機器範囲へ入ると、存在が認識される品だ。
盗難にあった際、盗んだ者は日本に居る限り逃げられない。
検知機器の範囲外にて生活するなど、不可能だからだ。
まぁ、盗んだ後、自宅へ仕舞い込めば、検知は不可能だ。
だが、移動ルートを検知機器が存在しない様にするなど不可能。
今では、路地裏にも検知機器が設置されているのだから。
なにせ、この検知機器は、小型軽量で低コストな代物であり、超小型魔素バッテリーにて数十年は稼働する。
さらに、素材は劣化し難い品で出来ているのだ。
つまり、設置し易くメンテナンスフリーであるため、アチコチへと設置されているのである。
まぁ、一般には知られてないが。
このシステムを使用し、セレブ系へ販売する品には、追跡網が。
盗難などの被害は発生するが、検挙率が伸び続けている状態となっていた。
まぁ、そんなカバンとは知らず、カッコ良いカバンだなぁ。
などと思いながら受け取る、淳少年。
まぁ、新品の学生服と、着替えた服を貰えると聞き、ビックリして辞退しようと。
「大丈夫、大丈夫。
この研究施設で造られた品だからさ。
経費扱いだよ。
気にしないで、受け取ってよー」
室長が、気楽に告げる。
まぁ、確かに、この施設産であり、経費で落ちる品ではある。
だから、気楽に受け取れる物。
そんな訳がない!
市販されていない繊維で造られた品であり、セレブであろうと購入不可能な品だ。
庶民が買おうとすると、月給が何ヶ月分飛ぶか。
しかも、一着のシャツでだ。
見た目は、その辺で売っている感じの衣服だが、素材が違う。
防刃、防弾、防撃で、耐熱耐寒を備えいる。
これは、魔素バッテリーを鉱石に練り込む技術の副産物として生まれた新素材であり、この繊維で造った衣服は、政府高官や日本の要人にのみに支給される物なのだ。
つまり、室長から淳少年は、シッカリと要人扱いされているのだった。




