なんと、アタックスーツのデザインは、梓さん!
室長が告げると。
「あのデザインが、どうかしました?
室長から渡された資料から、テスト機として目立つデザインを考えたのですが?
確かテスト機を見失うコトが無いように、分かり易いデザインを、でしたか。
ご要望に沿えたと考えているのですがね。
何回リテイクさせられたか、覚えておられないので?」
額の血管が浮いてますが?
まぁ、リテイクさせられながら、デザインしたヤツを弄られたらなぁ。
そりゃ怒るでしょ。
「おや?
そうだったかね。
テッキリ、君の趣味も入っていると思ったのだがね。
けどね。
鎧武者や、西洋甲冑を模したデザインよりは良いと思うんだぁ。
後、ガ○ダムやエル○イムとかさ。
ちょっと趣味に走り過ぎじゃないかな。
アレを通した場合、予算取りでデザインを上へ上げないとダメなんだよね。
予算降りたと思う?」
室長さんが、困ったように。
「あの機能美を、ご理解いただければ、大丈夫かと」
いやいや。
次元に焼き付いた俺だから、却下デザインを見るコトも可能だ。
で、見た感想なんだがな。
無いわぁ〜
いや、政府公認のプロテクトスーツとして、正式デザインで無ければ、カナリ良いデザインだろう。
イベントなどで、そのデザインのスーツが出ればウケるコト間違いない。
だが、イベントごとでウケるデザインだぞ。
そんなデザインでテスト機を運用は、政府的には認められないだろう。
このプロテクトスーツ開発に対しては、定期的にテスト風景が公式ページへアップされている。
むろん、機密に触発しない範囲でだが。
なにせ、注ぎ込まれる予算が莫大であり、完全秘匿し反感を買うよりは、ある程度は分かり易いシーンを公開した方が、一般ウケするのだとか。
そうなれば、税金を無駄に注ぎ込んでいる、などとのクレームも、多少は抑えられるハズである。
で、実際に抑えられた実績が。
まぁ、クレーマーは居なくならないが、それをゼロにするのは不可能に近いため、それは望まれていない。
だが、そんな広報動画へ、趣味100%のプロテクトスーツや、アタックスーツが公開されたら?
まぁ、間違いなく、クレームの嵐であろう。
ソレが分かっている室長が、デザインを通すハズがない。
まぁ、この梓さんは、マシーン・オタクとでも言う方で、プロテクトスーツ開発に対する才能は、カナリのモノだ。
まぁ、この部署に居るのは、大なり小なり、そんな者達なのだが。
だが、室長直々のプロジェクトへ参画する才能は稀有と言える。
まぁ、参画したおかげで、アニメ系オタクにハマるコトになるが。
室長プロジェクトあるあるなので、仕方ないであろう。




