アタックスーツを纏い測定を開始しようか!
立ち上がった、っと言うのは、語弊があるか。
元々、ハンガーに支えられ立っていたのだから。
だが、そんなハンガーから離れ、普通に歩き始めたている。
軽くジャンプして、身体の調子を。
生身の肉体ならば、軽いジャンプなのだが・・・
「うおっ!?」
淳少年が仰天している。
それは仕方ないであろう。
軽く弾むように跳んだのだが、高さがおかしい。
軽く数メートルは跳び上がっているのだから。
「これは、凄い逸材だよ、梓君!
ちょっと、穿孔先活動服の性能テストを、色々しようではないかね」
室長が、興奮したように。
それからは、体力テスト的な検査を。
反復横跳び、垂直跳び、幅跳び。
跳んでばかりである。
紐が付いた砲丸をネットへと。
突き破り、クッションを突き抜け、壁へメリ込む。
もはや凶器である。
パンチングマシーンは、一瞬でスクラップへと。
100mは、2.4秒であった。
時速150Kらしい。
実は壁にブツかるのを恐れ加減していたりする。
実際の速度は分からないが、下手に本気を出さないで欲しい。
ソニックブームにて被害甚大になるだろうから。
その後も、様々な測定を。
室長が、非常に嬉しそうである。
しかし、ピッチングマシーンみたいな機器で、淳少年を狙い打つ、いや放つ?か?
兎に角、ピッチングマシーンからの豪速球を連発して、彼へ放つのは、如何かと。
とは言え、全て軽くキャッチし、取った球を投げて球を迎撃していたが。
時速160どころか、250を超える速度で放たれる球。
完全に凶器である。
っと言うか、アタックスーツは、パワーアシストのハズだ。
故に反射神経もだが、反射速度や高速移動には対応してないハズなのだ。
それにも関わらず、淳少年は猛スピードで放たれる球に反応しており、更に避けるのではなく掴んでいる。
これには研究者達も仰天だ。
完全に想定外である。
本来、このテストは、アタックスーツの防御力を調べるためのモノだった。
避けたり、ましてや掴んだりするコトは、視野に入っていない。
それなのに、淳少年は、楽々とボールをキャッチしている。
さらに投げて、向かって来る球を。
迎撃できるなど、完全に想定外である。
その後もプールにて潜水テストなども。
アタックスーツと言うか、プロテクトスーツは、魔素防護服である。
そのため、外部魔素を完全に遮断する必要があるのだ。
酸素ボンベも小型軽量化した品がセットされてはいる。
だが、これは非常用だ。
通常は呼吸した息を変換し、人が吸える空気へと。
この空気清浄機器が、スーツの売りの一つと言えよう。
コレが開発されたコトで、初めてダンジョン奥地まで行けるようになったのだから。




