さて、穿孔先活動服(アタックスーツ)を着て貰おうかね。
淳少年は室長と梓さんに連れられ移動を。
プロテクトスーツのハンガーエリアの様だ。
その一角へ目的のアタックスーツが。
上半身が外され、下半身だけで立っている。
周りのフレームに支えられている様である。
そこへ行く途中、ロッカールームへと。
そこにて搭乗用のインナーへ着替えていた。
肌にピッチリと密着する形状のインナーであり、淳少年の隠れ細マッチョな肉体が浮き彫りにと。
「いやぁー、凄い筋肉だね、君。
搭乗用インナーが薄いっても、そこまで身体の筋肉が浮き彫りにならないハズなんだけど?
どんだけ鍛えてんのさ」
(?
別に鍛えてないんだけど?
俺って、実は普通じゃなかった?)
淳少年が首を傾げる。
そんな淳少年の筋肉美に驚いた梓さんが、チラチラと。
まぁ、つい目が行くのは、仕方ないだろう、か?
そして連れられて向かった先に有ったのが、下半身だけのアタックスーツである。
(あれ?
思ったのと違う?)
そう淳少年が思っていると。
「穿孔先活動服は、結構な重量があるんだよ。
だから一人で着れないし、脱げないから。
そして、一度に装着するのも無理なんだ。
ゆえに、まずは下半身から装着するよ。
このハーネスを着けて、身体を持ち上げるからね」
その宣言にて、着いて来ていた研究所員が淳へハーネスを。
上半身のみへ装着し、淳を吊り上げる。
そして吊り上げた淳をクレーンにて移動させ、アタックスーツの下半身部へと。
そこで下げつつ、淳の下半身がアタックスーツの下半身へ入って行く。
スッポリ、っと言う感じでハマり、下半身が収まると、内部にて空気圧にて膨らんだ内装にて、下半身が固定される。
お次は腹部の装着。
そして胸部を。
二の腕をハメ、籠手が装着者されると、首周りが。
肩が装着されると、頭部が設置装着されるのだった。
確かに、コレでは一人で脱着は不可能だ。
下手な甲冑を身に付けるより手間である。
で、コレで適合率が低くかったら身動き一つ出来なくなる訳だ。
このアタックスーツへは、魔素バッテリーが搭載されている。
そのエネルギーを、アタックスーツへ仕込んだ人工筋肉へと。
ただ、本来ならばコンピュータにてコントロールすべきだが、アタックスーツへ制御チップを搭載しても稼働しない。
まぁ、魔素たるピコマシーン制御下であるため、異物たる制御チップが介入する空きがないためだ。
だが、装着者の魔素適合率が高いと、装着者の意識に連動して人工筋肉が動く。
まぁ、ピコマシーンが制御しているのだが。
そして淳少年は、普通のようにハンガーから立ち上がったのだった。




