裏事情、ピコマシーン(魔素)の目的
この病に陥る現象なのだが、原因は魔素バッテリーにある。
正確には、魔素バッテリーとして持ち出された魔素たるピコマシーン。
コレが次元エネルギーを電気として奪われると、バッテリー液から解放される。
魔素をと呼ばれた時のように活動はできない。
エネルギー源である次元エネルギーを、奪われたからだ。
だが、人が暮らす空間には、放電された電気が微量ながら存在する。
ソレが活動エネルギーへと。
さらに、漂うピコマシーンは、ダンジョンからのリレーションにて、魔素を一時的に移動可能。
この移動した魔素たるピコマシーンが、標的を。
ピコマシーンは機械である。
そのため、感情はない。
有るのは目的を達するプログラムだけ。
1.ピコマシーンのアシストを受けれる者をアシストするコト。
2.次元エネルギーを得るコト。
「1」を実現するには、ピコマシーンを受け入れる肉体を有した者が必要となる。
その存在を得るのを邪魔する者は排除する。
その邪魔した者の血縁者は、同様のコトをする可能性が高い。
故に排除する。
ただし、魔素適合者は、該当から外すこと。
らしい。
つまり、ピコマシーンの自力判断プログラムにて、不用と判断された者が、全て死んでいるのである。
これは、魔素をバッテリーのエネルギーとして持ち出さねば、発生しなかったコトだ。
さらに、持ち出されたピコマシーンが、現地球環境の知識を。
ピコマシーンを作った世界は管理社会。
特に犯罪に厳しく、規律に厳しい社会であった。
まぁ、人も機械の一部のように扱われ、娯楽や余暇なども無い、人は生きるだけの世界だったが。
そんな世界にて開発されたピコマシーンが、人々に配慮するハズもない。
特に淳少年の曾祖父母8人と、祖父母4人。
彼らはダンジョン区が汚染され切る前に、魔素を適度に含んだ食材が生産できないか?っと、調べていた。
この取り組みをしていたのは、日本でも三か所の地域だけで、他の二か所は、早々に諦めていた。
この取り組みがあったからこそ、淳少年が住まうダンジョン区隣接地域では、魔素を含んだ食材が多く生産されていたりする。
だが、それを気に食わないと言う理由だけで邪魔した者が。
まぁ、今は一族郎党全てが消え去っているのだが、その存在した記録さえ、抹消されてしまっている。
何故ならば、彼らの試みが上手くいけば、適合者が増えていたからだ。
完全にピコマシーンの目的を阻害した訳だ。




