認証システムでドアを開けての移動みたいです。
廊下を進み、途中の壁へと。
いや、カードリーダーに静脈認証らしき装置が。
ドアノブも取手もないが、壁に縦線が。
どうやら扉みたいだ。
ソコへ行くと、梓さんが淳少年へと。
「ココへ入ります。
一人づつ入らないと、カード機能がロックされるので、まずは片山さんから先に入って下さい」
そう促し、続けて。
「まずはカードをガードリーダーへ翳して下さい」っと。
「こうですか?」
そう言いながら、カードを翳す。
すると、静脈認証装置が起動した。
それを確認した梓さんが。
「では、次に静脈認証です。
装置に手の平を翳して下さいね。
手の平の下側を、この窪みに合わせる様にして下さい。
はい、そうです」
梓さんの指示に従い、淳少年が手の平を静脈認証装置へ翳すと扉のロックが解除される。
「次に扉前に移動して下さい。
すると扉が開きますので、中で待っていて下さいね。
私達も、直ぐに向いますので」
そう告げられ、扉前へと。
すると、壁の線から左右へ扉がスライドした。
自動ドアだったみたいである。
扉を潜った先は、小部屋になっている。
淳少年は、扉を潜り中へ。
簡素な作りであり、何も置かれていない。
壁に認証装着者とカードリーダー、それに受話器が。
後は数台の監視カメラだけだ。
完全な密室であるため、一般的には存在しない部屋だ。
当然ながら淳少年も、この様な部屋は初めてである。
(うわぁ〜
完全に閉じ込められた感じだよ、これ。
出れる?
出れるんだよね、コレ)
ちょっと不安になっているようだ。
そんな不安を抱えていると、後からシュッと言う音が。
淳が振り返ると扉が開き、梓さんが入ってきた。
「お待たせしました。
警備の方が後から来られますから、しばらく待って下さいね」
そのように。
それに対し淳少年が。
「僕が先で良かったんです?
警備の方が、先に入られた方が良いように思えますけど?」
そう疑問を。
それへ梓さんが。
「廊下は、ある程度の自由が効くため、前室へ先に入って頂くのです。
コチラで問題があった場合、ドアをロックすれば済みますので」
つまり、セキュリティ的に、淳を先に通した訳だ。
「そうなんですね」
「そう言う訳です。
次は、カード認証と網膜認証で扉を開けます。
今度は、警備の方が先に通りますので」
いちいち通る順番まで決まっているみたいだ。
(面倒臭いなぁ、本当に)
まぁ、淳少年が、そう思うのも仕方ないであろう。
そして警備が入って来て、先に向こう側へと。
淳少年は梓さんに認証の遣り方を教わりながら、ドアを。
向こうへ行くと廊下だった。
(マジかぁっ!?)
まだ、先は長いようである。




