エレベーターでの移動で地下へと!
(これって、地下へ降りてる?)
空中から見た研究所は、複数棟のビルでなる施設であり、ビルも結構な高さだった。
だから、ビルの上へ連れて行かれる、っと、淳は思っていたのだが、どうも体感的には、地下へと降りているみたいなのだ。
(アレだけのビル群なのに、地下施設まであるのかよ!
どんだけデカいんだよっ!)
しかも乗っても直ぐに着かない。
つまり、結構な深さまで降っている訳だ。
まぁ、階数がマスクされているので、何階に居るのかは、全く分からないのだが。
で、エレベーターが止まり、エレベーターホールへと。
道が放射線状に複数伸びている。
いや、道の数だけ行き先が有るのだろうが、規模がデカ過ぎないか?
その中の一つを進むのだが、通路の途中にゲートが。
腰までの高さしか無いが、カードを翳さないと、先へは進めないみたいだ。
さらに進むと、透明な円柱が、行き先を塞ぐ。
カードを翳すと、円柱の半分が左右に開いて、中へ入れるように。
(なんだ、コレ?)
そう思いながらも、促されて中へ。
円柱の廊下壁側にある壁が、ピカピカと。
(な、なに!
え?
レントゲンか、なんか!?)
慄く淳少年だが、実は単なる体重計だったりする。
大半の人は体重が百キロを超えない。
なれば、超えるような物を持っている可能性が。
つまり、持ち込み、および、持ち出しの検査なのである。
知らなければ、点滅カラフルな光にビビり不安になるのだが。
その様な施設を経由しつつ廊下を。
防火扉を何度も潜るが、全てカードでロック解除が必要だった。
セキュリティ高過ぎでは?
とは言え、コレは防犯だけの処置ではない。
ココは魔素研究所。
誤って魔素流出などあれば洒落にならない。
それを防ぐためでもあるのだ。
まぁ、事故が発生さたら、内部の人間は助からないが。
で、肝心の魔素なのだが、普通は運ぶコトなど出来ない。
だが、魔素バッテリーを使用すれば、持ち運び可能となる。
まぁ、液体に宿り安定状態にて、バッテリーから魔素を分離するのは困難なのだが。
だが、この液体を金属に混ぜて精製すると、様々な効果が生まれるコトが、判明してきている。
プロテクトスーツに使用されている装甲や、身体アシストシステムは、この研究から生まれているのだ。
魔素が混ざった金属は、金属へ定着しており、辺りへ魔素毒を及ぼさない。
それだけでなく、魔素毒から装着者を保護する性質も。
そして、魔素適合者なれば、アシストシステムが効率良く活用可能に。
つまり、魔素適合が高いほど、プロテクトスーツを活用出来る訳だ。
ちなみに適合率が低いと、プロテクトスーツを纏った侭で動けなくなる。
つまり適合者には、プロテクトスーツを纏って貰い、動けるかを確認する訳である。




