研究所へ着いたのだけれども・・・
普通ならば高速道路を使って数時間掛かる距離を数十分で。
アッと言う間に、国立魔素研究所へと。
所定の駐車スペースへと、車が着陸する。
滑走路も不用であり、ダイレクトに着陸可能である。
実に便利だ。
車から降りて、梓さんの案内にて受付へと。
ビジターカードを受け取り、機密保持誓約書へサインを。
手続きを終え、暫し待つ。
すると入館カードの用意が出来たようだ。
このカードは、ドア開錠に必要となるらしい。
その後、静脈認証と、網膜認証を行うため、専用部屋へと案内される。
ココにて、専用機器を使用した整体データが取得され、システムへと登録される訳だ。
つまり館内移動にはカードが必須であり、入室場所によっては、静脈認証や網膜認証が要るコトに。
カナリ厳重なセキュリティである。
なお貸与されたカードへは、位置情報を知らせるチップが。
勝手な場所へ移動したら、即座にシステムが感知し警告されるコトになる。
それらが終わり、入館準備が終わる。
(ようやく入れるのか、面倒臭ぇ!)
そう淳少年は思っているが、甘い。
入館するには、検査室にて荷物を預け、さらに持ち込む手荷物の検査が行われる。
ベルトや財布なども、金属探知機に引っ掛かるため、ベルトみたいに外せない物以外はロッカーへと。
それで、ようやく入れるのだが、エスコートと称して警備員の付き添いが。
(うっわぁー
ほんとーにぃ、めんどクサぁっ!)
まぁ、警備厳重な施設は、そんな物である。
むろん、監視カメラが随所に設置されており、館内を警戒している。
そのため、たとえ入館できても、自由に歩き回れないのだ。
それでも、カメラに死角なども。
ゆえに、必ずゲストには警備員が付き添うのだった。
まぁ、コレは淳少年用であり、梓さんは職員待遇なので入館しても警備員の付き添いは無い。
まぁ、カードや静脈、網膜の認証は、必須ではあるが。
入館して直ぐにエレベーターで移動。
一階の別の場所へは移動できない。
と言うか、階を選ぶボタンが無いのだが?
実は、このエレベーターは、移動階をリモートで選択する方式をとっている。
職員や警備員は、利用できる階のみを選択できるリモコンを持っており、それにより行き先階を選択するのだ。
むろん、ゲストへエレベーター階を選択するリモコンが貸与されるコトはない。
つまり付き添い無しに、別の階への移動は出来ないのだ。
まぁ、階段も存在はする。
だが、階段へ至る扉は、許可されたカードでしか開かない。
とは言え、非常時には、扉は開放されるが。




