魔素適合検査を行います!
魔素適合検査。
コレは、ダンジョンに入る資格があるかを調べる、初歩的な検査である。
「皆も知っていると思うが、魔素に適合できるのは、大体が中学卒業した位の年齢だ。
そのため、義務教育が高校まて引き上げられた経緯がある。
つまり、この検査は国民全てが受ける義務がある訳だ。
拒否はできないので、そのつもりで」
そう告げながら、パッチシールを貼ったシートを配っているな。
「とは言え、拒絶反応が出る場合もある。
その場合は、即座にパッチシールを剥がすように。
そして、一緒に配ったウェットシートで拭うこと」
配られたパッチシールを、勝手に貼ろうとしていた生徒の手が止まる。
「勝手なコトをするなよ?
昨日も告げたが、勝手な行動をした場合、先生には責任監督義務は掛からん。
自業自得として扱われるからな。
以前に指示を聞かずに、勝手にパッチシールを貼った生徒が、他校に居た。
手が動かなくなったが、自己責任とされている。
もう一度言う。
勝手なコトをしないように」
ハシャイでいた雰囲気が霧散したな。
まぁ、仕方あるまい。
「続けるぞ。
パッチシールを貼って違和感や痒みを感じたら、即座に剥がして拭うコト。
拭っても違和感を感じたら、即座に医務室へ向かうコト。
万が一、痛みを感じたら、即座に言いなさい。
その場合は、医療機関に掛からないとならない場合がある。
良いか。
絶対に我慢などしないコト!
まぁ、この学校から適合者が出たコトなと無いからな。
まずは現れないだろうが」
まぁ、そうだろう。
全国で見付かる高校一年生の適合者は、年平均で三千人ほど。
全国で百万人ほど居る中での、三千人である。
そう考えると、如何に少ないかが分かると言うものだ。
「では、パッチシールを貼ってくれるかな?」
担任の指示にて、全員が手の甲へパッチシールを。
即座に反応した者は居なかったが、貼った後で始めた授業中に、パッチシールを剥がしてシートで拭う者が。
暫くすると。
「先生!」
「どうした?」
「シール剥がして、シートで拭ったんだけど。
だんだん痒くなってんだけど。
どうしよう?」
男子生徒の一人がな。
「あー
拒絶反応が出たか。
保健室に行きなさい。
アチラで対処してくれるから。
他の生徒の状況で、先生は動かないといけないから、一人で行けるか?」
そう言われた生徒が。
「痒いだけだから大丈夫!
行って来ます!」って、教室から。
「コラぁ!
走らない!」
うん、キッチリ指導は入れると。
まぁ、非常時なんだから、走るのは勘弁してあげたら?




