プロローグ的な、何か
舷那二十七年、西暦では21××年の春。
○○県○○市○○町の高校では入学式から三日経ってからの、ホームルームが始まっていた。
ココは地球の日本であるが、別次元に存在する日本。
いや、別次元と言うよりは、パラレルワールドであろうか?
私が知る日本とは、明らかに違う世界となる。
まぁ、私が存在した、っと言うべき世界とは、だが。
私は既に身罷った身であり、あの世界には存在しないのだが。
ただ、死んだ際に、次元的な事故に巻き込まれ、記憶が残る形で漂うコトに。
生き物の生は、死した時点で本来は消滅する。
魂などは、存在しないみたいだ。
本来ならば、私も消えるハズであった。
だが、別次元かパラレルワールドかは分からぬが、空間を弄る研究が。
ソレに事故が発生し、施設は消滅。
だが、消滅だけに収まらず、時空間に影響を。
巻き込まれ消滅した世界は数知れず。
で、私も見事に巻き込まれてしまった訳だ。
とは言え、私は時空の一部へ焼き付けられた記憶としてだが。
で、この事故の影響は、舞台となる世界の地球へも。
世界その物へは、害となる影響はなかった。
だが、滅んだ世界などが重なった変異空間への入り口が。
政府は【他世界穿孔】と呼んでいるようだが、一般的にはダンジョンと呼ばれる物だ。
このダンジョンは、物語のような代物ではない。
何せ事故に巻き込まれ滅んだ世界な断片が、寄り重なったような代物なのだから。
ただ、このダンジョン。
この世界の人々が解析不明としているエネルギーが。
政府は【未解析エネルギー(仮)】と称し、一般では魔素と呼ばれいる未知のエネルギーだ。
まぁ、ブッちゃけると。
滅んだ世界の一つから漏れたピコマシーンが、増殖した物だったりする。
この世界の科学力では解析できないため、知らないのも仕方ないのだが。
で、この魔素だが、特定の液体へ宿り、その液体を電力へ転換できるのだ。
このコトが知られたのが、40年ほど前か。
つまり、人類にとっては、無限にエネルギーを得られる油田みたいな場所と、ダンジョンはなる。
なるのだが、問題が。
この魔素、人類には毒なのだ。
いや、生き物にとってか。
だが、中には魔素に適合する者が。
いや、生き物か。
人類の中にも、魔素に適合する者が現れ、ダンジョンにて活動を。
だが、野生生物にも。
そのような生き物は、魔獣や魔樹と呼ばれており、時折人の害となっている。
で、先程の教室だ。
「皆、おはよう。
今日は、かねてから告げていた、魔素適合検査を行う」
そう。
ダンジョンへ入るコトが可能か、検査を行うのだ。




