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16/23

朝です、目覚めから忙しない淳少年なのでした。

一夜が明け、母が起きる前に目覚めた淳は調理へと。

まずは弁当作りだ。


母親用に弁当を作り、蓋をして湿気無いように、暫く放置する。

続いて、同時進行で作っていた自分の弁当の仕上げを。


淳の弁当は、いわゆるドカベンだ。

しかも、米とパスタを半々入れた容器と、オカズを入れたモノが。

いや、その細マッチョな身体の、ドコへ入って行くのやら。


弁当のオカズは、朝飯にも回される。

追加でオカズを仕上げ、スープを。


味噌汁の場合もあるが、今日はクリームスープとなったようだ。

マスターが持たせた粉が多過ぎ、余り気味であり、牛乳も期限が迫っていた品があったためだ。


調理が終わる頃、料理の香りに誘われ起きていた母が、朝の支度を終えて現れる。

まるで測ったかの様なタイミングである。


「アッちゃん、相変わらず早いわねぇ」

母親が呆れたように。


「母さんは、出勤まで時間あるだろ。

 俺、喫茶店のヘルプがあるからさ。

 っか、なんで、俺がモーニング作るんだよ!

 おかしいだろ!」


「アッちゃんの料理、美味しいからねぇ。

 みんな食べたいんじゃない?」


いや、食べたいからと言って、高校一年生を朝から働かさないで頂きたいものである。


で、淳は素早く自分の朝食を平らげ、荷物を持って家を出る。


「行ってらっしゃ〜い」

「行ってきま〜す」


出掛ける挨拶を交わし、急いで喫茶店へと。

まだ早い時間であり、他の店はコンビニ以外は開けていない時間だ。


そんな中、喫茶店へ辿り着くと、マスターが開店の準備を。

昔は、こんなに早くは、店を開けていなかった。


だが、淳が登校する前に、出来立てのモーニングを食べたい客が。

そんな客のモーニングを作りつつ、モーニングの下拵えも。


昨夜焼いた焼き菓子は、マスターへと。

コレは後で、マスターと奥さんが袋詰めする予定である。


素早くモーニングの下拵えを行い、マスターと奥さんのモーニングを。

遅れて現れた娘さん二人もモーニングを食べている。


っか、普通に客も入っており、接客しつつ食べているから忙しない。

と、言うか、淳もシレッと摘みつつ作業をしている。


いや、育ち盛りとは言え、食べ過ぎでは?


まぁ、その分、セッセとピコマシーンが淳少年の身体を改変しているのだが。


下拵えを終え、喫茶店を後に。

身体がウズウズする感じで、つい走っている。


普通にスクーターを追い越しているんだが、速過ぎないですかね?

これ、陸上競技に出たら、世界新記録が出そうなんですが?


そんな速度で走って行けば、当然のごとく、アッと言う間に学校へと。

教室には数人しか姿がない。


明らかに速過ぎである。

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