朝です、目覚めから忙しない淳少年なのでした。
一夜が明け、母が起きる前に目覚めた淳は調理へと。
まずは弁当作りだ。
母親用に弁当を作り、蓋をして湿気無いように、暫く放置する。
続いて、同時進行で作っていた自分の弁当の仕上げを。
淳の弁当は、いわゆるドカベンだ。
しかも、米とパスタを半々入れた容器と、オカズを入れたモノが。
いや、その細マッチョな身体の、ドコへ入って行くのやら。
弁当のオカズは、朝飯にも回される。
追加でオカズを仕上げ、スープを。
味噌汁の場合もあるが、今日はクリームスープとなったようだ。
マスターが持たせた粉が多過ぎ、余り気味であり、牛乳も期限が迫っていた品があったためだ。
調理が終わる頃、料理の香りに誘われ起きていた母が、朝の支度を終えて現れる。
まるで測ったかの様なタイミングである。
「アッちゃん、相変わらず早いわねぇ」
母親が呆れたように。
「母さんは、出勤まで時間あるだろ。
俺、喫茶店のヘルプがあるからさ。
っか、なんで、俺がモーニング作るんだよ!
おかしいだろ!」
「アッちゃんの料理、美味しいからねぇ。
みんな食べたいんじゃない?」
いや、食べたいからと言って、高校一年生を朝から働かさないで頂きたいものである。
で、淳は素早く自分の朝食を平らげ、荷物を持って家を出る。
「行ってらっしゃ〜い」
「行ってきま〜す」
出掛ける挨拶を交わし、急いで喫茶店へと。
まだ早い時間であり、他の店はコンビニ以外は開けていない時間だ。
そんな中、喫茶店へ辿り着くと、マスターが開店の準備を。
昔は、こんなに早くは、店を開けていなかった。
だが、淳が登校する前に、出来立てのモーニングを食べたい客が。
そんな客のモーニングを作りつつ、モーニングの下拵えも。
昨夜焼いた焼き菓子は、マスターへと。
コレは後で、マスターと奥さんが袋詰めする予定である。
素早くモーニングの下拵えを行い、マスターと奥さんのモーニングを。
遅れて現れた娘さん二人もモーニングを食べている。
っか、普通に客も入っており、接客しつつ食べているから忙しない。
と、言うか、淳もシレッと摘みつつ作業をしている。
いや、育ち盛りとは言え、食べ過ぎでは?
まぁ、その分、セッセとピコマシーンが淳少年の身体を改変しているのだが。
下拵えを終え、喫茶店を後に。
身体がウズウズする感じで、つい走っている。
普通にスクーターを追い越しているんだが、速過ぎないですかね?
これ、陸上競技に出たら、世界新記録が出そうなんですが?
そんな速度で走って行けば、当然のごとく、アッと言う間に学校へと。
教室には数人しか姿がない。
明らかに速過ぎである。




