調理を終わらせ、宿題や予習復習もですか?ちょっと凄過ぎませんかね?
圧力鍋や電子オーブンを駆使しつつ、明日の朝食と昼の弁当に対する下準備を終わらせる。
母親の方は、お茶を飲みつつテレビを見ているぞ。
淳は、空き時間を使い宿題を片付け、復習と予習を。
とは言え、目を通して答えを素早く書き込むコトで、宿題は即座に終えるし、予習復習も瞬時だ。
数分で終えており、クラスメイトに知られたら、ズルい!っと言われるであろう。
その後は角煮を仕上げて行く。
まぁ、火を止めて暗所にて冷ますだけだが。
この冷める間に、肉へ味が染み込み美味くなる訳だ。
焼き菓子の方は、形を揃えてから紙箱へと。
コチラの包装は、マスターにて行われる。
流石に梱包までの面倒までは見れない。
淳一人では、そんな時間が取れないためだ。
で、ようやく作業が終わる訳なのだが。
「ちょっと出てくるよ」
そう母親へと。
「分かったわ。
あまり遅くならないでね」
そう返されるため。
「分かったよ。
寝てて良いから」
そう告げ、アパートから出る。
淳が向かったのは、近くの公園である。
夜も遅いため、公園には人気はない。
街灯も少なく薄暗いのだが、暴力を振う者や犯罪を犯す者は、この地域には居ない。
その様な者は、魔素たるピコマシーンに淘汰され、この世から追放されるからだ。
なので、この様な時間帯に出歩いても、全く危険はない。
無いが、普通は出歩かない時間帯でもある。
地域外なれば、巡回している警官に補導される可能性も。
地域内を巡回する警官は居ないため、そちらも問題はない。
で、淳が何故公園へ来たのか。
それは軽い運動をするためだ。
彼ら親子が住まう部屋は六畳一間であり、台所とダイニングは別だが狭い。
そんな場所で体を動かす訳にもいかない。
朝は朝食と弁当を作り、焼き菓子を喫茶店へ届けた後に登校となる。
そのため、運動している時間など取れないのだ。
そのため、軽い運動を。
軽く準備運動した後、公園の周りを何周か走る。
その後、鉄棒にて懸垂を。
そして、綱登りである。
そして平均台を片足づつで跳び渡り、スクワットと腹筋をしてから帰宅となる。
30分程度で終わらせ、帰ったら母親は寝ていた。
彼女も朝から働いており、疲れているので、仕方あるまい。
それに、魔素毒に犯され、体調不全な状態でもある。
無理はさせれないのだ。
それなのに、淳の布団はキチンと敷いてあった。
有り難いコトである。
淳は風呂へ。
湯船に湯が張ってあり、体を洗っつ湯船へと。
「ふぃ〜
やはり風呂は良いな。
疲れが抜ける感じだ」
などと告げているが、淳に集まるピコ、フェムト、アトのマシーン。
つまり魔素がタップリと溶け出した、魔素風呂である。
淳以外が入れば、即死であろう。




