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冒険者とは

そして数日経った夜、焚き火を囲んで夕飯を食べている

セン「あの、質問なんですけどいいですか?」

ノークン「ん?何?」

セン「ノークンさんはこれが初めての試験なんですか?」

ノークン「いや、何回か受けてるよ」

セン「そうなんですね、冒険者試験ってこんなものばっかりなんですか?」

ノークン「いや、今回は試験官が悪かったとしか言いようがないかな」

ギル「今回は?試験官って変わるんですか?」

ノークン「…君たち冒険者試験について事前に知ってることってあるかい?」

セン「いえ殆ど」

ギル「はい全くと言っていいほど」

ノークン(マジか…)

ノークン「…ま、まず冒険者になったらどんな恩恵があるか知ってるかい?」

セン「?何かあるんですか?」

ノークン「本当に何も知らないんだねじゃあ始めから話そうかまず、冒険者ってどんな仕事か知ってる?」

セン「えっと魔物と戦う仕事?」

ギル「稼げる仕事ですかね?」

ノークン「まあ概ね合ってるよそして冒険者になるメリットなんだけどまず一つ目優遇されるからこれは公共交通機関の使用料金の割引や税金の免除、店での好待遇とかかな、それに大体の国に入れるしね、そして二つ目稼げるから冒険者は依頼をこなしたりしてその対価、報酬としてお金まぁ時にはアイテムだったりするんだけどそれらを受け取るんだ依頼の危険度なんかによって変わるから基本的に〜とかは言えないけど危険なものだったら一つこなせば一生を遊んでまでとはいえないけど豪遊しなければ一生働かなくていいぐらいの金は手に入るんだ、まぁそんな依頼が掲示されることなんて殆どないんだけどね後は遺跡調査や迷宮(ダンジョン)探索とかをするいわゆるトレジャーハンターって呼ばれる部類の奴は迷宮(ダンジョン)とかに潜って一攫千金を狙ったりするよ、基本的に遺跡や迷宮(ダンジョン)で見つけた物はその発見者の物になるからね、研究って名目で遺跡や迷宮(ダンジョン)によっては国とかギルドに取られたりするんだけど吸われた分の金は支払われるからお金目当ての奴にはあんまり問題はないかもね」

セン「おぉ、夢がありますね」

セン「へぇ、依頼ってどこで受け取ることができるんですか?」

ノークン「普通にギルド内に掲示されていいたりするし特定の依頼をしたかったらその条件を受付の人に言えばその条件に合った依頼を探してくれるしあとこれは高レベルや名の馳せた冒険者にあるんだけど指名とかね、色々あるよ」

ギル「よく知ってますね」

ノークン「まぁね〜、それでその冒険者になる方法それがこの試験って訳」

セン「でもこんな試験あんまりですよ…」

ノークン「それじゃあ試験について話そうか試験は毎回試験官が違うんだ、試験内容は試験官に委ねられてるからね今回みたいな試験が全部って訳ではないそれにここで脱落しても冒険者にはなれるからね」

ギル「そうなんですか?じゃあ試験やる意味ないじゃないですか」

ノークン「この試験はいわば見極め、志願者が冒険者になっても大丈夫かのね、だから落ちても人格、強さが大丈夫そうなら冒険者になれる」

セン「どうやって見極めるんですか?視線は感じませんが…」

ノークン「それも今回の試験官が悪い本来なら監視魔法とか敷かれてるんだけど今回はないみたいだ」

セン「?じゃあ尚更見極めなんて無理じゃないですか」

ノークン「この第一試験はね恐らく篩、強者と弱者を分けるためのねそして弱い奴は殺すつもりさ、試験官からしたらこの試験を生き残れる強者だけが生き残ればいい、弱者はまぁ生きてたらいいねぐらいなんだろうね」

セン・ギル「!」

セン「そ、そんなこと許されるんですか!」

ギル「そうですよ!弱者ってだけで…」

ノークン「多分本人首を飛ばされる覚悟でやってるんだろうね、これがギルドや国にバレたらただではおかない、今回の試験官ロスト・ゼッキーっていうらしいんだけど一回の試験は合格者0名、次担当した試験では生存者0名とかいうある意味とんでもない成績を納めてるヤヴァいなんだ今まで首が飛ばされたない方がおかしい多分ゼッキー家の人間だからなんだろうけど」

セン「ゼッキー家?」

ノークン「そう、ここらで有名な貴族さ世界大戦ってあったでしょ?そこで名を挙げた冒険者一族なんだ世界大戦での成果が認められて貴族になったんだ」

ギル「な、成る程?」

ノークン「ま、権力を使って今までなかったことにしてたんだろうけど今回は流石に無理だろうね〜それにこの試験だいぶ志願者殺し(プレイヤーキラー)対策とかされてないっぽいし」

セン「試験官になるに試験とかってないんですか?」

ノークン「そこまではわからない、だけど今回の件で絶対になにかしらそういうものは設けられると思うよ」

ギル「なんでそもそも試験を作る時にそういうの作らなかったんでしょうね」

ノークン「さぁ?上の考えることなんて知らないね」

セン「今回の試験がおかしいのはわかりましたけど普通ならどうなってたんですか?」

ノークン「まぁ、普通なら監視魔法とかがひかれていて常に監視員や試験官が監視してるね、さっき言ったようこれは見極めだからね」

セン「でも試験に受からなかったとしても冒険者にはなれるんですよね?試験に受かった人が報われないというか可哀想じゃないですか?」

ノークン「そこら辺は大丈夫だよ、試験に落ちた人は低ランクからのスタートになって試験に受かった人は高ランクからのスタートになるから一応対応されてるみたい」

ギル「成る程」

ノークン「試験に受かった人だけ冒険者になれるなら冒険者の数少なすぎになっちゃうからね」

セン「大体どれくらいの人が受かるんですか?」

ノークン「僕が知ってる限り過去最大数は11人、平均5,6ぐらいかな」

ギル「確かにそれだけなら冒険者の数かなり少なくなっちゃいますね、大体どれくらいの方が試験に参加するんですか?」

ノークン「う〜ん一概にこうとは言えないかな〜場所やタイミングで違ってくるからね、でも場所が公開されている割に今回は少ないよ多分試験官がロスト・ゼッキーだと知って辞退した人が多いんだろうね」

セン「確かに次受ける時はその人は嫌ですね」

ノークン「あと冒険者の数が少なくなるのは単人族側としては困るんだよね」

セン「そうなんですか?」

ノークン「これは冒険者が優遇されている理由の一つでもあるんだけどね、冒険者は条約によって戦争から守られてる、だけどこの戦争っていうのは単人族(ヒューマン)同士の戦争のことを指してるんだつまり単人族(ヒューマン)同士の戦争は参加しなくていいから魔人族とか亜人族との戦争になったら絶対協力してねってこと」

セン「へぇ〜騎士団とかでどうにかならないんですか?」

ノークン「騎士団は単人族(ヒューマン)専門だからね〜」

――――――――――――――――――――

こっちの世界で言えば「なんで騎士団は魔物の討伐や他人族と戦わないの?」という質問は「なんで軍隊は自然災害と軍事力でぶつからないの?」と言ってるようなものである

――――――――――――――――――――

セン「成る程、どうしてノークンさんは冒険者になろうと思ったんですか?」

ノークン「冒険者になった理由?う〜んそうだね、まあ僕旅人をやってるんだけどさその時に冒険者って職は中々に便利なんだよね、君たちはなんで冒険者になろうと?」

セン「…」

ギル「えっとその…」

ノークン「あ〜…ごめん悪いこと聞いちゃったかな、今のは無しで」

ノークン(成る程なにか重い系かな?)

セン「いえ、いいんですギル話そう」

ギル「本当にいいの?」

セン「うん、少なくとも今は仲間だからねそれにこっちは既に聞いちゃったしこっちだけ知ってるのは不平等でしょ?」

ギル「姉ちゃんがいいなら僕はいいよ」

ノークン「別に無理はしなくて」

セン「いえ、話させてください一時的とはいえパーティーの仲間なんですから対等にいきましょう」

ノークン「そうかわかったよ」

セン「まず私たちはかなり田舎の方の村で育ったんです、あの時は本当に楽しかったです村の風景、家の形、母さんの手の温かさ今でも覚えています、ですけどある日魔物が襲撃してきました忘れることなんてできません漆黒の鱗に包まれた巨大なドラゴンの姿を村にはギルドはなく冒険者もいない状態で戦える人も少なく、あっと言う間でした5分にも満たなかったと思います、お母さんがお父さんが村の人が…まだ幼く魔力量の少なかったから気づかれなかったのかはたまた見逃されただけなのかはわかりませんが家の中で隠れていた私たちだけが助かりました、そしてそのドラゴンが去っていき私たちだけが村に残されましたそこに残っているのは私たちと死体のみそして二人で自殺しようとした時声がかかったんです、その時でした師匠との出会いは私たちは事情を話しましたそしたら師匠は優しく抱きしめてくれてそして私たち2人を引き取ってくれたんですそして復讐したいと伝えたら特訓までしてくれてそして特訓の一部として冒険者試験を受けることになったんです、本当に師匠には感謝しかなくて…」

ノークン「ほら」

セン「へ?」

ノークン「涙」

セン「あ、ありがとうございます、すいません」

ノークン「君たち何歳?」

セン「私は14です」

ギル「僕は多分12歳ぐらいだと」 

ノークン(多分ってことは自分の誕生日もあまり覚えてないのか…そんな幼い時に…)

ノークン「そうか…そんな若いんだ、よく頑張ってるね」

セン「ありがとうございます」

ギル「でも僕たちはまだまだ強くなります!」

ノークン「あぁ、それは是非とも頑張ってくれ…だけど心配なんだ君たちがしようとしてることは復讐だ決して復讐が悪いことだとは思わない実際…だけどこれだけは覚えておいてくれこの世は復讐だけじゃないってことを少なくとも今の君たちには想ってくれている、家で待っている人がいるんだから」

セン「えぇ!勿論です!絶対に生きて帰ってみせます!」

ギル「はい!復讐が終わっても僕たちの人生が終わった訳ではないのでノークンさんが思っていることはやりませんよ!」

セン「それに私たちの人生はアイツを倒してから始まるようなモノだからねあの時止まってしまった私たちの人生の時間を取り戻すんです!」

ノークン「そうか、それはよかったよ」

ノークン(どうやら僕の心配が行き過ぎてしまったようだ…この子たちには復讐以外に生きる意味があるそれにまだ10代前半これから色々と見つけていけばいい)

ノークン「ちょっと提案があるん…!ちょっと手を貸して」

セン・ギル「?は、はい」

ビリッ

セン・ギル「!?」

セン「今のはなん」

ノークン「とりあえず今からは少し黙って聞いていてくれ、何が起こっても反応しちゃ駄目だよあとそれと話している風を装ってくれ」

ギル「はい」

ノークン《あ、あー大丈夫?聞こえる?》

セン・ギル《!?ノークンさんの声が!》

セン・ギル《!ギル・姉ちゃんの声が!》

ノークン《これはねスキルの一つ思考会話(シークレットチャット)ってやつなんだけどまあそれはこの際どうでもいいとして今僕の感知に何人か引っかかってるんだけどその内の4人がこっちに向かって来ている志願者殺し(プレイヤーキラー)の可能性がある、どうする?もしそうだったら僕が全員相手してもいいんだけど》

セン《わ、私も一人はやらせて欲しいです!》

ギル《ぼ、僕もなにか役に立ちたいです》

ノークン《いいのかい?つまりそれは殺人を》

セン《いいんです、覚悟は決めてます》

ギル《ぼ、僕も何もしないでいるならなにか役に立ちたいです!》

ノークン《そうかい、じゃあ止めはしないよだけど相手はその道のプロと言ってもいい2人で1人を相手してほしい、他3人は僕がやる》

セン《で、でもそれじゃあノークンさんの負担が…》

ノークン《あの程度そもそも負担にすらならないよ強いていうなら足に砂が乗ってる程度かなそれに僕は君たちが思っているより強いから安心していい》

ギル《わかりました、それではそちらは任せます》

ノークン《うん、任せて欲しい》

――――――――――――――――――――

数分後

ノークン《来たよ、準備はいい?》

セン・ギル《はい!》

男「お、3人か」

女「こんにちは〜」

男「あ、怪しいものじゃないよ実はさ食料が尽きちゃってもしよければ少し貰っていいかな?」

ノークン「えぇ、僕は構いませんよ」

ノークン(ただの志願者か?男2人は戦士?そして紺髪の女の方は魔力の練り方から1人は魔法使いだな)

セン「私も大丈夫ですよ」

ギル「はい、僕も大丈夫です」

ノークン《気をつけてね罠かもしれないから》

セン・ギル《了解しました》

――――――――――――――――――――

男「それじゃあ俺達は少し離れたところで寝るね」

女「食料ありがとうね〜」

男「ありがとうな」

女「…うん、ありがとう」

ノークン「いえいえ」

セン「困ったらお互い様ですよ」

ギル「えぇ」

――――――――――――――――――――

セン《普通の人でしたね》

ノークン《いや、まだ断言はできないこっちの拠点は知られてるから寝込みを襲うつもりかもしれないし》

ギル《まだ油断はできませんね》

――――――――――――――――――――

そして数十分後ノークンが見張りをしてセン・ギルは寝ていた

トントン

ノークン《来たよ》

セン「え?」

ノークン「シーッ」

セン「あ、あぁ」

セン《すいません》

ギル《ちゃんとしてくださいよ》

ノークン《まぁまぁとりあえず寝たふりと警戒しておいてね》

――――――――――――――――――――

男「寝てる寝てる」

男「警戒心とかないのかな?」

女「2人ともうるさい」

女「そうよ起きたらどうするのよ」

男「まあまあ起きても大丈夫でしょ特に強そうな感じしないし」

男「そうそうこいつらルーキーでしょ?全くもって強そうな感じしないよ」

女「はぁ、こいつら組んだの間違いだったかも…」

女「とりあえずさっさと殺る」

男「それもそうだな」

ザッ

男は剣を取り出し向かってくる

男「寝てる間に楽に死ねるんだから感謝してほしいよね」

ノークンの首に剣が迫った時

カキィン

金属と金属がぶつかる甲高い音が響く

ギル「危な!」

男「チッなんだ起きてたのか」

ノークン「そんな大声で話してたらそりゃあおきるだろ」

女「ほらアンタたちが喋ってるから」

男「いやいや!そんは大声じゃなかっただろ!」

女「御託はいいさっさと片付ける」

ノークン「センちゃんとギル君はあの後ろの赤毛の女の方を宜しくその他の男と紺色の髪の女は僕がやる」

男「ハッ随分と自信がある様だな!だけど残念ながら俺たちを離すことはできないぜ?」

ノークン(面倒くさいな…無理やり離すか)

ノークン《もう面倒くさいから転移魔法と結界で無理やり離すね》

セン・ギル《わかりました》

ノークン(転移)

シュン

男「!転移魔法か、おいおいサーチ、魔法系はどうにかするじゃなかったのか?」

女「うるさい、干渉する隙がなかっただk」

ザシュ

剣を取り出し首を跳ね飛ばす

ノークン「はい、まずは一人目」

男「な!そんな物いつの間に!」

ノークン「ん?これ?マントで見えなかっただけじゃない?」 

ノークン(本当は倉庫(アイテムボックス)に入れておいただけなんだけど)

男「チッオ゙ラ゙ァ゙ア!」

ノークン「遅い」

ザシュ

サーチ(チッ使えない…いや今回は相手が悪かったか?)

ノークン「後は君だけだね」

サーチ「…貴女魔法使いなのね、魔法使い(ウィッチ)?」

ノークン「さぁ?どうかな」

サーチ「まぁいい、どうせ高位魔法師(ウィザード)である私には敵わない」

ノークン「でも君、僕の転移魔法に干渉できなかったじゃん」

サーチ「うるさい」

ノークン「じゃあどうする?決闘でもいいんだけど殺し合いの方がいいかな?」

サーチ「どっちでもいい殺すことには変わらないから」

ノークン「自信いっぱいだねぇじゃあ久々だし方式は決闘にしようか、あ第六方式で」

ノークン「ノークン・ツェアード」

サーチ「サーチ・ホッタイ」

ノークン・サーチ「「いざ尋常に勝負!!」」

サーチ「結界展開」

ノークン「暁に輝く永遠なる地獄の業火、我が願いに応え全てを燃やし尽くせ〈火炎魔力弾(ファイヤーボール)〉」

サーチ「この世の全ての生命の母なる水よ、今その力を我に…〈水流魔力弾(ウォーターボール)〉」

魔力にて作り出された火と水がぶつかりかける、本来火属性の魔法は水属性の魔法とは相性が悪いのだが僕の魔力を少しでも込めた火属性の魔法の温度は低級魔法であってもその温度は容易に兆に匹敵する、まぁそんな物作ってしまえばこの世がどうなるか分かったんじゃないので加減と結界は徹底している、そして当たる瞬間にぶつかるところの部分を次元結界を耐熱結界にし耐熱結界を言いぐわいに緩めるそうすると

ジュッ

緩めた部分にぶつかった水が蒸発する

サーチ「なッ」

パリーン

サーチの防御結界が割れる音がする

ノークン(終わったかな?)

サーチ「ゲボッ!ゲボッ!スーハースーハー…」

ノークン「全魔力を使ってぶつかる前に耐熱結界を張ったのか、まぁ上位魔法師(ウィザード)を名乗るには弱すぎると思うけど」

サーチ(まずいまずいまずいまずい…殺される!転移…駄目、今ので魔力を使い果たした、いやもうこれは…)

ノークン「生きてるー?」

サーチ「ックッこ、殺せ…」

ノークン「命乞いとかしないんだ?」

サーチ「…」

ノークン「回復魔法とか治癒魔法とか使わないの?」

サーチ「…ふざけてるの?」

ノークン「ちょっとだけ、まぁいいよちょっと質問なんだけどいい?」

サーチ「…何?」

ノークン「君前赤毛だった?」

サーチ「あの時いたの?」

ノークン「いや?聞いただけ、そして次になんで逃げなかったの?君も魔法使いでしょ?上位魔法師(ウィザード)程ではないにしろ魔力を見た感じ中位魔法師(ウィミディエイト)の上位ぐらいはある見た時自分じゃ勝てないってことぐらいわかったんじゃないの?」

サーチ「…どうせ逃げようとしても魔法陣に介入して逃さなかったでしょ?」

ノークン「よくわかったね」

サーチ「それに私だって今はこうなっちゃったけど魔法使いの端くれ、多分試してみたかったんだと思う…貴女ほどの強者をみて自分がどこまで通じるのかそれに貴女程の魔法がどの様なものなのか知りたかったんだと思う」

ノークン「成る程ね、魔法使いってそういう奴多いよね、じゃあそれじゃあね、もしかしたら来世でまた会えるかもね」

サーチ「ふざけやがって…」

ノークン「ふざけてはないんだけどね、じゃあバイバイ、せめて魔法で殺してあげるよ」

水属性魔法〈神の救済〉

ノークン「これで終わりかな?本来であれば君のような相手に使う魔法ではないんだから感謝して欲しいよね、それにしても詠唱なんて久しぶりだな!最後にやったのはいつだっけ?さて、じゃああの子たちのところに行こうかな?」

――――――――――――――――――――

数分前

セン「おっと、やっぱり転移魔法ってなれない」

ギル「本当です、なんかブォンってするんですよね」

女「ここは?どこに跳ばされたの?」

セン「まずはこの人をやらないと」

ギル「えぇ」

セン「そこの貴女!」

女「何よ、というか元の場所に戻しなさいよ!」

セン「それは無理、転移魔法使えないし座標なんて知らないから」

女「それもそうね…やっぱりあのマントの方か…」

セン「それよりも!今逃げるなら見逃してあげる!さぁ、どうする!」

女「誰に生意気な口をきいてるの?もしかして私を知らない訳?」

セン「ギル知ってる?」

ギル「いえ、知りませんね」

女「私のことすら知らずに試験を受けに来たの?確かにあいつよりかは知名度はないけど」

セン「はぁ、それよりもどうするの?逃げるの逃げないの?私は貴女に興味とかないから」

女「誰が逃げるですって?やっぱりアンタたち私のこと舐めてるわね!?もう決めた!最初は殺さないであげようと思ったけど絶対に殺す!!胴体切り裂いて展示物にしてあげるわ」

セン「展示物?どんな趣味?ギルとりあえずあれ出して」

ギル「はい不思議な箱(マジックボックス)

ギルの能力不思議な箱(マジックボックス)はギルしか生み出せない亜空間に物を収納したり取り出せたりできる能力。

ギルが取り出したのは1m70cm程の大斧『乱者(ディスラプト)』センの武器である。

セン「ありがと」

女「あんた結構力持ちなのね」

セン「褒め言葉として受け取っておく」

女「じゃあ準備できた様だしやりましょうか」

セン「わざわざ私たちの準備が整うまで待つなんて相当なお馬鹿のようね」

女「フッ言ってなさい、精々人生最後の戦闘を楽しむことね」

ダッダッダッ

お互いに歩み寄る

ダッ

そして一定の範囲に入った時センが動いた

ブォン

相手の懐に入り一撃を入れるが避けられる

ブォン

ブォン

また一撃、一撃と振りかざすがどれも空振りに終わる

セン(速い!だけどなんか違和感が…まるで受けた後に避けているというか、私がどの位置に攻撃を当てるか分かっているかのような…未来予知?それがこの人の能力?)

女「ふふっいい攻撃ね、だけど私とは致命的に相性が悪いみたい」

セン《ギル!》

ギル《わかってるよ!》

ブォンブォンブォォオン

突如として鎖が現れるそしてその鎖は女のいる位置に当たった

これがギルの武器空間を裂く鎖(テレポートチェーン)、この武器に込められた能力は空間を裂きテレポートさせ相手にダメージを与えたり拘束したりさせるというもの。

そして土埃が鎮まりその方向を見てみるがそこには誰もいない

セン(砕け散った?いやギルにそんなことできるほどの力はない…避けられた?そんな訳はない、ギルの鎖の奇襲が失敗したことは今まで…)

女「ふふふ、ふはははwwwあんたたちとことん私と相性悪いね!確かに今のは危なかったわ、空間移動によるほぼ完全に成功する奇襲攻撃…私でも危なかった」

セン「ど、どうやって…」

女「そうね、まぁ話しても問題ないかしら?言っても貴方たちじゃ私には勝てなさそうだしね、私の能力並行世界(パラレルワールド)の自分を見れるってものなのよ、この能力でねこの世界よりも先に進んでいる世界線の私を見ることで躱したりしているのよね、さてこれで十分かしら?」

ギル「それ程の能力ならなにか条件があるはず…」

女「条件?そうね、覚えておくといいわこの世の生物・魂は平等じゃないの、この世には天から二物も三物も授かる奴がいるってことを、この世には条件、制限無しに能力を使える奴もいるわ」

セン・ギル「!?」

女「まぁ、私は少ないけどあるわね」

セン(よ、よかった一応制限はあるんだ)

ギル(だけどどうする?制限や条件があることは分かったけど勝てる手段が思いつかない)

セン(やるしかない…全力を出す、それにもし負けそうになってもノークンさんがいるしね、まぁ負ける気なんてさらさらないけど)

セン《ギルやるよ全力を出しな》

ギル《…!了解》

女(なんか雰囲気が変わったわね…警戒しておきましょう)

女「私、元々薬剤師の家庭で生まれたのよね、折角だから私のポーション味わって行きなさい!美味しくはないけどね!」ポイッ

センとギルめがけてポーションが飛んでくる

セン(あの瓶、何が入ってるか分かったもんじゃない…)

ギル(これは避けた方が良さそう)

セン・ギルがポーションを避けそのポーションが落ちた場所を見てみると

セン・ギル(溶けてる!?)

女「今のは酸化のポーション、まぁ言わなくてもわかるわよね、そのまんまだし、その他にも毒だったり栄養薬、胃薬色々あるわよ」

セン・ギル(なんでバリエーションが豊富そうなんだ、)

――――――――――――――――――――

数分後

セン「はぁはぁ…」

セン(全然当たんないし逆にポーションを避けた時攻撃を受ける始末、駄目だ頭がクラクラして来た)

女「ちょっとアンタたち言い加減に諦めなさいよ」

ギル「断ります!」

女「チッ面倒くさい」

ボタッボタ

ギル(ん?血?鼻血?でも僕達攻撃なんて…イヤッ違う!!限界だ!!!限界が来たんだ!能力の使い過ぎで身体が限界に達しているんだ!)

彼女の能力自分写しの眼(ミラーアイ)並行世界(パラレルワールド)の自分自身を観る能力である、その能力の応用で攻撃を躱したり未来予知的なことができる、ただ見れる並行世界(パラレルワールド)はランダムである、その為彼女が見たい世界線を探すのにかなりの労力がかかるのである、一秒間において彼女が見ている世界線は万以上になる時も珍しくはない、そんなことを続けていれば数分程度であってもかなりの負担が身体にかかる、彼女には演算処理、隔離思考などの本来の思考と切離して演算や思考したり脳の処理の速さを高めるスキル、魔法を有していないためダイレクトに身体に負担がかかる、その負担が今、目に見える形で出たのである

ギル《姉ちゃん!》

セン《うん、多分限界が来てるんだ、ギル畳み込むよ》

ギル《うん!》

センが残りの体力を燃やし大斧を持ち飛びかかる

ブォン

ドゴォ

ただ避けられ掠り傷を与える程度に収まり避けられた大斧の刃が地面とふれ地面を抉る

女(不味い本当に意識が飛びかけてる…まさかここまで粘るとは思わなかった、クソッ速く決着をつけないと)

セン(よしっ掠り傷だけど傷を与えられた!それに意識が飛びかけてるのか動きが鈍い)

ブォン

ゴフッ

セン(おし!刃の部分では当てられなかったけど斧腹で打撃を与えられた!)

セン《ギル!今!!!》

ギル《任せて!!》

ブォンブォンブォォオンガキンッ

女(なっ!鎖クソッヤバいヤバいヤバい、抜け出さないと)

女「ア゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ア゙!!!」

ガチャンガチャンガチャン!

ギル「!?力強っ姉ちゃん早く!!」

セン「うおぉぉお!!!オ゙ラ゙ァ゙ッ!!!」

ザシュグチャッ

セン「はぁはぁはぁはぁ」

ギル「やった?」

セン「うん、やった…と思うちょっと待って脈測る」

・・・

セン「うん、ない大丈夫やった、やった…やった」

セン・ギル「うっしゃぁぁあ!!!」

セン「あ、ノークンさんに報告しなくちゃ」

――――――――――――――――――――

セン《こっちは終わりました》

ノークン《うん、お疲れ今そっち行くよ待ってて》

ギル《はい、わかりました》

ノークン(いやぁ、ここで見守ってたけど凄かったな僕が思ったより全然強いじゃん?それにあの斧と鎖、本職の人が作ったんだろうね僕のとは訳が違うね、じゃあ行こうか…あれ、でも僕思考会話(シークレットチャット)の使い方教えたっけ?もしかしてあの短期間で習得したのか?…なんて恐ろしい子たち)

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