第二次試験
本隊が戦闘を行ったと思われる場所には正に地獄と呼べる光景が広がっていた、大量に転がっている人、ところどころにこべりついている血…その光景を地獄と言わずなんと言うだろうか
「…試験において殺人とは最大の罪だぞ?」
ノークン「大丈夫さ、僕が殺人で裁かれることはないからね」
その言葉がどういう意味を含んでいるのか、殺してないから裁かれないと言っているのか、はたまた……考えられる上で最悪の事態を考えたが無理矢理前者の方へと思考を戻す
ノークン「さて、それでどうする?やる?」
「…降参する」
ノークン「そうか、じゃあ見逃すよ、一応聞いておくけど出口知らない?」
「知らないな」
ノークン「そう、わかったありがとう、それじゃあ」
そう言って去っていく
「と、とりあえず転がっている人の治療を」
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ノークン視点
戦闘は僕の圧勝で終わった、ただ拳に魔力を込め殴るという技術のぎの一画目もないようなものだったが
ノークン(別班は降参してくれて助かったよ、とりあえずもうしばらくは追っては来ないと思うけど早くゴールにたどり着かないと…)
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そして数時間後無事にゴールにたどり着きゴールしたのだが…
ノークン(僕が一番手じゃなかったのか…)
なんと既にゴールしている人が3人も居たのだ
試験官「ゴールおめでとうございます、貴方が最後の脱出者となりますのでこれにて試験を終わります」
ノークン(というか宝がなかったのって既に取られてゴールしてたからなのか…そもそも宝を見つけたなんて言わなければよかったのでは?いやにしてもだな僕のを入れて四個しかないなんて、どうなってるんだ!)
試験官「それでは今からゴールできなかった人たちに終了の案内をしてきますので少々お待ちを」
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数分後試験官が帰ってきて第二次試験会場に送られた、そこは一次試験前と異なり真っ黒な空間だった、そしてその空間には一人の老人が立っていた、その老人はテイルコートに身を包んでいて髪や髭、眉毛なんかもバッチリ整えられており上品さが醸し出されていた、だがそれらをもってしても全くもってその人物自体が上品だという情報は入ってこなかった
ノークン(なんだこのオーラは…)
その老人からはオーラがにじみ出ていた、そのオーラのせいで上品さだとかの情報が全くもって入ってこないのである、
ノークン(魔力じゃない、魔力の質は高いが量はなあなあといった程度、それに制限もちゃんとされている、じゃあこのオーラというか覇気というかはなんだ?)
コックリ「待っていましたぞ?参加者諸君、私はコックリ、第二次試験の試験官です、にしても少ないですな、第一試験はそんなに難しかったんですか?まぁいいでしょう、目をつけていた方は少し残ってくれているので、それで第二次試験の内容ですが簡単に言ってしまえば私と戦って貰います、安心して下さいこれで最後ですから」
「コックリ?もしかして頂点?」
コックリ「おや、知っている人がいましたか、いかにも私が冒険者ギルド現頂点コックリです」
ノークン(こ、この人が頂点?ま、マジかというかお偉いさんがなんでこんなところに…)
コックリ「何故私がここに?という顔をしておられますね、簡単に言ってしまえば詫びですかね、皆さんには大変迷惑をかけてしまったのでその詫びってことで私が直々にお相手してあげようかと思いまして、それに私が直々にやった方が正確に強さを測れるかなって思いましてね」
ノークン(わからん、わからん、詫びになってないって)
コックリ「ということで今からやってもいいのですが休憩してからにしますか?」
「問題ない」
「問題ないわ」
「俺もだな」
「僕も大丈夫さ」
コックリ「わかりました、では始めましょうか」
・・・
ノークン「いや、あの誰からやるんですか?」
コックリ「?誰から?いや、私対全員とですが?」
ノークン(は?無茶でしょ、何を言ってるんだあの人、確かに魔力の質は高いし謎のオーラも感じるだけれど強いと決まった訳じゃない)
コックリ「来ないならこっちから行かせて貰いますよッ!」
そうして僕たちの戦いが始まった




