偽物
そして数十分後全員の準備が完了し出発することになった、奇襲班、偵察班、地図製作班に別れて行うのだが僕たちの班は待ち伏せし奇襲する奇襲班になった、そして急遽僕の班にセンが加わり計6人となった。
セン「センです、宜しくお願いします」
ハチル「私はハチル、羽有人族だよ、宜しくね!」
テンル「単人族テンルだ宜しく」
ヘスド「ドワーフのヘスドだ宜しくな」
ヒンス「単人族ヒンスだ」
ノークン「それじゃ行こうか」
簡単な自己紹介をした後僕たちは奇襲場所に行くことにした
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偽物の場所がわかるからといっても迷路がわかるわけではない、僕たちが奇襲を仕掛けられる場所は今わかっている範囲に限られる、今わかってる範囲は地図製作班がそれぞれ調べた通路のみ、とても大きいとは言えない、だが下手に地図の範囲外に動けば混乱を招きかねない為仕方ないのである、そして班ごとに別れ偽物が通る可能性のある通路に潜伏し奇襲をしかけるのだが、僕たちの班は無理を言って一番偽物が通る可能性が高い場所にしてもらった、偽物が通るかは分からないが可能性に賭けるしかないのだ
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そして潜伏してから数十分後、奥から人影が
ノークン(偵察班か?いや、ここらへんを担当する偵察班は3人から4人の班だったはず、1人なんてありえない、ということは偽物!)
各々人影を確認し構える
そして
バッ
「なっ!」
ノークンが飛びかかりその人影を確保する
ノークン「やっと捕まえた…君だよね?僕の宝とったの」
「ちょっ、は、離せ!」
ノークン「物色させて貰うよ」ガサゴソ…
「ちょ、やめ!」
ノークン「あ、あった!ってことはやっぱり君が本物の偽物だね?……なんで顔赤くして泣きそうな顔してるんだよ」
「男の人に体触られた…それも無理矢理初めてだったのに…」
ノークン「なぁーに男がそんな程度で泣いてるんだよ、それに元々は盗んだ君が悪いじゃないか、というか紛らわしく言わないでくれるかい?その言い方だとさも僕が女性に無理矢理性的に迫ったみたいじゃないか」
「女」ボソッ
ノークン「…あ?」
「俺、女…」
ノークン「…………さ?」
ノークン(い、いや!嘘だッ!嘘に違いない!そうでなかったら僕は今女性に覆いかぶさって体を無理矢理触ったってことになるじゃないか!!そんなのありえない!あり得ていいはずがない!)
ノークン「おい!後ろの5人組!僕をそんな目で見るな!!そんなあたかも犯罪者を見るような目で見るな!!!」
テンル「そんな人だったとは…」ボソボソ
ハチル「最低ね」ボソボソ
ヘスド「あぁ、最低だ…」ボソボソ
ヒンス「人類の汚点が」
セン「ノークンさん…」
ノークン「聞こえてるからな!!!というかセン!君までそっち側なのか!!本物の偽物!君も君だ!そんな冗談言わないでくれ!!」
「嘘じゃないし…」
ノークン「じゃあ君が女だって証拠見せてよ!!!」
「女性らしくないって言われた……女なのに…」グスッ
ノークン「言ってないわっ!!!」
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とりあえず魔法で拘束し事情を聞くことに…
ノークン「んっとうに…とりあえず、君が偽物だね?」
「偽物?私はいつだって本物だ」
ノークン「そういうことじゃなくてだな」
「わかってるよ、冗談」
ノークン「冗談って」
「因みに女の子ってのは冗談じゃない」
ノークン「……君ギ…青髪の男の子はどこにやったの、僕に会った時に化けてた子のこと」
「さぁ、分からないね、知ってたとしても教える気はない」
セン「!このッ」
ノークン「セン、落ち着け、因みにだけど僕、今結構怒ってるんだよね、話さないなら武力行使もあり得るけど?」
「やれるものならやってみなよ」
ノークン「へぇ、因みにだけど僕は今あえて仲間に君のことを確保したって言ってない、なんでだと思う?」
「さぁ?」
ノークン「君、今結構ヘイト買ってるんだよね、その集団の中に君を入れたらどうなるのかな?今のうちに僕に話してくれたらこのまま見逃してあげてもいいんだけど…」
「汚いことするなァ、仮にも俺は女の子なんだよ?もうちょっと優しくしてくれてもいいんじゃないのかァ?」
ノークン「僕は男でも女でも僕の邪魔するなら殴るし魔法ぶっ放すよ?」
(チッ本人がいるんじゃあ変身もできないし何より拘束されて身動きが取れない…本当にどうする……一か八か賭けてみるか)
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彼女、アーテの能力姿模倣その能力は対象の見た目の完全再現、その再現は魔力すらも模倣することが可能、そして模倣した対象の十分内の記憶を読むことができる、姿を真似ることに関してはアーテの能力以上のものはないだろう、ただこの能力にはリスクがある、それは対象を真似ている時にその対象と会うと死に至る、この死とは肉体的死ではなく魂としての死、絶対的な死なのである
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ボンッ
テンル「煙幕だ!」
ハチル「何個持ってるのよ!」
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そして煙が晴れる
ハチル「…ノークンさんが2人?」




