接敵
探索開始から十数分後
ハチル「ノークンさん何やってるの?」
ノークン「地図だよ来た道を線に表して書いてるんだ」
ハチル「へぇ、そういえばノークンさんって試験官ボコボコにしてた人だよね?」
ヘスド「そういえば確かに、マントとか髪色とかそっくりだな」
ノークン「そうだよ、あ、安心してね基本的に暴力とか振るわないから」
ハチル「それはよかったわ、だけどあの試験官をボコボコにしてくれたのはちょっとスカッとしたわ、殺すのはやりすぎだと思ったけど」
テンル「そうか?あんな奴死んで当然だろ」
ヘスド「ワシもそう思う、あの試験で仲間と腕をやられたからな」
テンル「俺は怪我はしたけど大事にはならなかったな」
ハチル「2人とも同情するわ…」
テンル「1週間魔物から身を守るだけだと思ってたのに…」
ヘスド「人が一番の敵だったな」
ハチル「ま、まぁこの話は終わりにしておきましょう、そういえばなんで皆は冒険者に?」
テンル「俺は家が冒険者の家系だからな、それに親がなれなれってうるさくて」
ヘスド「ワシはもう老い先短いからな、やれることはやっておこうかと思ってな」
ノークン「僕は旅人だからね、冒険者って職は色々と助かる場面が多いんだよ」
ハチル「成る程ねぇ、私は家が配達業でとりおり珍しいところにも行くんだけど手続きが面倒でさ冒険者なら楽に入れるかなってことで冒険者になろうとおもったんだよね、ヒンスさんは?」
ヒンス「あった方が何かといいからな」
ハチル「成る程ねぇ、皆やっぱり理由があるだ、ノークンさん旅人って言われてたわよねノークンさんは何を目的に旅を?」
ノークン「特にないよ、まぁ強いて言えば世界を見るためかな?」
ハチル「成る程、じゃあちょっと配達業手伝ってくれない?人で不足なのよねぇ配達業界って」
ノークン「本気?一応遠慮しとくよ」
ハチル「流石に冗談よ」
なんて話していたら
ノークン「ちょっと先に魔物がいるね」
ハチル「本当?よくわかるわね、私の感知妨害されてて殆ど見えないわ」
ヘスド「ワシも老いたものだ、全くわからん」
ノークン「ありがとう、とりあえずどうする?数分もしない内に会うと思うけど」
テンル「何体ぐらいなんだ?」
ノークン「う〜ん3体ぐらいかな?多分」
ヘスド「3体か…やりたいやつはどれくらいおる?」
ハチル・テンル「「はい!」」
ヘスド「じゃあワシもやるか、ノークンさんとヒンスさんは見ておいてくれ」
ノークン「了解」
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ノークン「来るよ準備はいい?」
ハチル・テンル・ヘスド「勿論」
ガャォォオン!!!
ドスッドスッドスッ
出てきたのは3体の牛に似たの魔物
ハチル「風牙斬ッ!!!」
ハチルが1体討伐
テンル「戦波ッ!!」
テンルが1体討伐
ブォン!ブォン!ザシュ!
ヘスドが最後の1体討伐して終了
ノークン「おぉ!」パチパチパチ
ヘスド「まだワシもやれるな」
ハチル「これくらいどうってことないわ!」
テンル「遊びにもならなかったな」
そんなことを言ってると
伝達役《現在、第七班が偽物らしき人物と交戦中!応援を求めます!繰り返します!現在、第n…え、な、何、ヒッだ、だれか待機…》
ノークン「?」
ハチル「どうかしたの?」
ノークン「今通話が来たんだけど…なんか急に途切れて、」
ヘスド「何?どういうことだ?」
ノークン「わ、分からない、第七班が偽物と交戦中ってことは分かったんだけど、とりあえず僕たちは第七班の場所は知らされてないから何かあったらしい待機場に向かおう」
――――――――――――――――――――
ダッダッダツ
ノークン(もうすぐだ!)
そして待機場に着いたのだが…この待機場の光となっていた光明魔法が壊れていた、だが今そのことを口に出す者はいない、なぜなら
ノークン(なんだアイツは、そしてこの魔力の量は…)
真っ暗な空間に佇む一つの異型の陰…その陰は闇よりも暗く禍々しい程の魔力が漏れ出ており、抑えつけられることもなくノークンたちに圧をかけている
ノークン(魔物なら相当…)
ヒンス「悪魔…」
ノークン(悪魔、悪魔?なんでこんなところに…だけど悪魔ならあの魔力も納得だ)
ノークン「僕がやるよ」
ネルイ「ちょ、ちょっと、本気?ここは応援を待ったほうが…」
ノークン「その心配は要らないよ、あいゆう悪魔は所詮魔力だけだからね、問題ない」
ハチル「え、えぇ…」
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ノークン「ねぇ、その魔力邪魔だから抑えてくれない?魔界なら出しっぱなしでも問題ないんだろうけどここは人間界だからさそういう訳にもいかないんだ、郷に入っては郷に何とやらってやつだよ」
話しかけるとその異形の悪魔はこっちに気づいたようでこちらを向く
ギギギ、クヒィッ
ブォンブォンブォンブォン……
魔力弾〈赤星流星群〉
悪魔が大量の高密度魔力弾を形成する
ノークン(魔力弾か)
躱すがその魔力弾は軌道を変えノークンに迫る
ノークン(追尾型、珍しい打ち消す!)
ノークン(火炎)
キィィィン
魔法で魔力弾を掻き消したら悪魔が接近してきており腕を変形させ尖らせて僕の頭を狙ってきた。
ノークン(残念、結界を張ってるんだなぁこれが)
ノークン(凍結、そして爆破ッ!)
ノークン「よし、終わりだ、実に簡単な作業だったな」
ハチル「大丈夫ー?」
ノークン「うん、大丈夫!」
ノークン(とりあえず、転がってる奴の手当しないと…)
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間に合わなかった人以外に処置ともいえない処置をし今は人を待っているところ、僕は一つの問題に頭を悩ませていた
ノークン(おかしい、ギルが居ない)
そう、何処を探してもギルが居ないのである
セン「ん、ぅん、あれ、ノークンさん?あれなんで寝て…!ギルは!?ギル!ギルはどこに!」
ノークン「ちょ、ちょっと落ち着いて」
セン「ノークンさん!?ギルは大丈夫なんですか!」
ノークン「落ち着け!!!」ポコッ
セン「あ、あぁすいません」
ノークン「はぁ、何があったか話してもらってもいい?」
セン「…最初は大丈夫だったんです、ですけど突然急にギルの下に魔法陣が展開されてギルに、ギルが変わっていってそれで…すいませんここからはもう」
ノークン「そうか、まぁとりあえずセンが無事でよかったよ」
セン「ギルはどうなったんですか?」
ノークン「分からない、だけどここに拘束されていたギルはギルではないことは確かだ、今の話を聞いた感じ恐らく分身か何かだろう」
セン「…」
ノークン「大丈夫さ、絶対に見つけ出すから」
セン「ありがとうございます…」
ノークン「もうちょっと寝てな」
ノークン(今の話を聞いている感じここに居たギルも本物じゃないんだろうな、恐らく分身…そして本体が見つかったから仕組んでいた召喚術で分身を依代・生贄として召喚したって感じかな、そういえばここに居たギルは魔力が不安定だったな、あの不安定さは分身を長時間出していた時の不安定さにそっくりだ、それに言葉も怪しかったなぁ…なんであの時気づかなかったんだろ)
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そして数分後全班の全員が戻ってきた
ノークン「捕らえられましたか?」
ドンド「いや、すまないできなかった、だが場所はわかる」
ノークン「?どういうことですか?」
ドンド「詮索を開始する前に拘束されていた内の一人から協力したいって来たんだ、どうやらその人の能力が追跡系らしくて、それで力を借りたんだよ」
ノークン(ん?追跡?追跡ってもしかして…アイツか?…まいいか)
ドンド「それで全員の準備が整い次第、偽物の行動を予測し待ち伏せして強襲する予定だ」
ノークン「わかりました」
ドンド「待機場では何が?」
ノークン「詳しくはわかりませんが、青髪の男の子いましたよね?その子が実は偽物の分身体だったぽくて、それで分身体には悪魔召喚が内蔵されていたらしく本体が見つかったタイミングで撹乱させる為に悪魔召喚を発動したようです」
ドンド「成る程、それでその悪魔が暴れてって訳か…仲間だったらあの3人までは巻き込まないよな、よしあの3人は解放するように言うよ」
ノークン「ありがとうございます」
ドンド「早くこの試験を終わらせないとな、ここには医療に通ずる者はいても医療に関する器具がすくないからな、まともな治療ができない、これ以上死者を出さないようにしないと…」
ノークン「そうですね…」




