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【09】 若いのにな?

課長「実は、前立腺肥大なんだ」


丹沢「それは、いけませんね」


課長「前立腺の肥大が、

尿道を圧迫しているんだろうな」


丹沢「他には?」


課長「残量感があるんだ」


丹沢「それ『残量感』でなく『残尿感』です」


課長「ははははは、

いいツッコミだな。

そうか、『尿』に詳しいんだな」


丹沢「他には?」


課長「尿もれも」


丹沢「他には?」


課長「切れも悪いな。

丹沢君のツッコミの方がキレがいいね」


丹沢「ありがとうございます。

でもたまたまです」


丹沢はいつまでも自分のモノに

両手をあてがっていた。


課長「そんなところだ。

ところで、丹沢君は、

自分のモノを手で持たないと

モノが持ち上がらないのかい?

若いのにな?」


丹沢「いえ、

モノを手で押さえておかないと、

元気すぎて尿が自分の顔に

かかっちゃうんです」


課長「ははははは。

負けたよ!

ナイスだな。

ははははは」


豪快に笑った。

そして、


課長「やっぱり、君は、

この役所で一番頭がいいな!!!」



その日(金曜日)の夜。


丹沢は仕事を終えて家へ帰ると、

食事と風呂を済ませ

自分の車に乗り込んだ。


そして爽香の住民登録のある

『ハッピーハイツ』へと向かった。

もちろん爽香の部屋に

明かりがつくかどうか確かめるためである。


丹沢は、

『ハッピーハイツ』の前の道路に

自家用車を止めた。

明かりはついていなかった。


丹沢「ダメか。ふーっ」


丹沢が、ため息をもらした。


結局、丹沢は朝までそこにいた。

しかし、爽香の部屋に

明かりがつくことはなかった。


丹沢(彼女『お水関係』って言ってたけれど、

『お水関係』ってことは、

バー、スナック、キャバクラか?

でも、いくら『お水関係』の仕事と言っても

毎日泊まってくるなんてあり得ないしな。

終夜営業の店かな?)


丹沢は、

爽香が転入手続きの時に言った

『(仕事は)水に関係あり』を

てっきり『水商売』だと

思い込んでいたのだった。


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