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オッドアイメイド ーノリの軽い神のせいで異世界行ったら最強になりましたー  作者: Aira.
第三章 白竜。

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メイド、ダンジョンに入る

「あ、白竜様とシエル・エトワール様! お待ちしておりました」

ギルドの前には、一昨日と同じ受付嬢さんが立っていた。

「おはようございます。案内をお願いします」

彼女の先導で街の奥へと進むこと約十分。巨大な、それこそ山を丸ごと一つくり抜いたような圧倒的な「穴」が姿を現した。

「では、私はここでお別れです。皆様のご武運をお祈りしています。……まずは三十層まで。実態調査が終了しましたら、速やかに地上へ引き上げてきてください」

受付嬢さんは、私たちの姿が見えなくなるまで、何度も深く頭を下げて見送ってくれた。

「……さて。とりあえず、各階層ごとに現れた魔物を記録していけばいいんだよね?」

「そうですね。一階層……今のところ、見た限りでは異常はなさそうです」

「二層目もこの調子なら、サクッと終わるんとちゃう?」

フェリシアの楽観的な言葉と共に、私たちはひんやりとした深淵の奥底へと一歩を踏み出した。


「えっと、ここにいたのは『ゴブリン・ジェネラル』と『ハイ・オーク』だけやな。……よし、異常なしっと!」

フェリシアがノートにさらさらとペンを走らせる。それを見たスイが、慌てて彼女の手を止めた。

「いや、フェリシアさん! 大アリですよ! 通常、ここは三層で五層まではただのオークとゴブリンしか出ないはずなんです。

ジェネラル級なんて、本来は十層以降の中ボスなんですから!」

「えー? でもゴブリン・ジェネラルなんて、言うたらただのゴブリンやろ? ジュゴンとマナティーみたいな違いやん」

フェリシアの適当すぎる例えに、スイが瞳をスッと細めた。

「……いいですか。ジュゴンとマナティーは、構造が全く異なります。例えば尾びれの形。ジュゴンは三角形ですが、マナティーは丸いうちわ型なんです。全然違います!」

「「「へぇ〜……」」」

私、フェリシア、さらにはニコまでもが声を揃えて感心してしまった。

(初めて知った、そんな雑学……!)

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