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メイド、爆発を回避する。
「ところで、お昼ごはんはもう食べました?
もしよければ私が作りましょうか?」
私の提案に、スイが意外そうに目を丸くした。
「いいんですか?
準備していただけるなら、ぜひお願いしたいのですが」
「じゃあ、すぐに作りますね。メニューはカレーでいいですか?」
「「カレー?」」
スイとニコの声が重なった。どうやらこの国にも、カレーという概念はまだ浸透していないらしい。
「野菜やお肉を煮込んだ料理ですよ。……と言っても説明が難しいので、とりあえず待っていてください」
私はキッチンへ向かい、アイテムボックスから作り置きしてあった鍋を取り出した。
「火属性、ファイアー」
(よし、弱火……。
お! 今回は爆発させずに成功した!)
温めは順調だ。次は盛り付けだが、あいにく手元に適当な器がない。
「フェリシア、お皿を作れるようなスキルって持ってたりする?」
「……でさー、あ!
ルナちゃん、あるで! 『万物創造』、プレート! ほんで『サイコキネシス』!」
リビングでニコと話し込んでいたフェリシアが、慣れた手つきで真っ白なお皿を複数生成し、念動力でキッチンまで飛ばしてきた。
(……フェリシアのスキルの引き出し、まだまだ底が見えないな)




