メイド、根暗でる
定期テスト⋯
年齢はフェリシアと同じくらいだろうか。
一人は燃えるような赤髪、もう一人は静かな水面のような青髪。そして二人とも、左側の髪に一房だけ、雪のようなホワイトのメッシュが入っているのが印象的だ。
「こんにちは。お世話になります。ルナリス・リメスです」
「うちはフェリシア・ステラマリスって言うねん。よろしゅう!」
「私はスイ。青髪の方です。よろしくお願いします」
「あたしはニコだ。赤髪の方。よろしくな。……えっと、あんたたちの寝室は左のドアの奥。二段ベッドだから」
「うち、絶対上の段がいい!」
フェリシアが「譲らへんで」とばかりにこっちを睨んできた。
「……どっちでもいいよ。私は下で構わないし
⋯落ちても自己責任だから気をつけてね」
「あ⋯、やけど2段ベッド上がええ!」
「私は1ヶ月に20回は落ちてるので呪いがかかっているかもしれないですよ。」
「え、それはそれでやばくないか?」
「いや〜、別に。
あと、玄関入ってすぐ右はキッチンです。調味料も一通り揃ってるから、好きに使ってください」
(調味料、何があるんだろう? ……後でこっそり確認しておこう)
さて、ここからが重要だ。
「……そそそそそそそ、そういえば、皆さんの職業を伺ってもいいですか? 明後日のための、情報共有として」
あ、やばいやばい根暗出ちゃった⋯
仲良くなれるでしょうか――www




