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メイド、早起きを目指す。
「なぁ……パーティー結成して最初の依頼がこれって、ちょっと重すぎひん?」
「まぁ、受付嬢さんが大丈夫って言ってるんだし、なんとかなるよ」
不安げに眉を寄せるフェリシアを、私は努めて冷静な声で励ました。
(調査……つまり、未知の魔物と戦えってことね。ふぅ、穏やかな旅になると思ったんだけどな)
「ペアを組んでいただくパーティーは『白竜』。
B +ランクの実力者二人組です。出発は明後日の午前五時。ギルド前に集合してください」
受付嬢の言葉に、フェリシアはげんなりした顔をした。
「集合時間が早すぎるやん……。早起きできるか不安やわぁ」
「昨日の今日でそれ言う? 早寝すればいいだけじゃん。
もしもの時は、私が催眠術かけてあげるよ」
「ルナリスの催眠術は、効果強すぎて二日寝ちゃうから遠慮するわ!」
フェリシアがすごい勢いで両手を振って拒否する。
「それでは、ギルド直営の宿、二二二号室の鍵です。
来賓専用・無料なので、もしよかったら泊まっていってください」
「ありがとうございます」
私はありがたく宿の鍵を受け取った。これで、滞在費という一つの問題が解消された。




