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オッドアイメイド ーノリの軽い神のせいで異世界行ったら最強になりましたー  作者: 月島 愛羅
第三章 白竜。

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メイド、森を抜ける

「森を抜けたぞ。お疲れさまだ」

御者のおじさんが手綱を緩め、安堵の声を上げた。目の前には、ついに目指す国の輪郭が見え始めている。

「あぁ……疲れた〜。腰痛いわ……」

「これくらいの移動で疲れるなんて、まだまだ半人前だよ。――アバター、もう戻っていいよ」

私の指示に、雷光を纏ったアバターは一礼して霧のように消えていった。

「……おいおい。あのお嬢ちゃんが半人前ってんなら、世の中の一般冒険者は何人前になっちまうんだよ……」

おじさんがまた何かブツブツとツッコミを漏らしているけれど、私はそれを無視して荷物をまとめる。

「ほら、目的地はもうすぐ。おじさんも言ってるんだから、休憩終わりにして降りる準備してよね、フェリシア」

「あぁ……なんでルナリスはそんなに元気なんや? 自分、無尽蔵の体力お化けやろ……」

「おじさんも同感だよ。あんたらの動き、見てるだけで目が回ったわ」

おじさんと意気投合して愚痴をこぼすフェリシアに、私は少しだけ意地悪く微笑んでみた。

「……フェリシアだけがそんなに疲れてるのは、昨日の夜、こっそり夜更かししてたからじゃないの?」

「なっ......! なんでそれを知ってるんや!? 絶対バレへん自信あったのに……!」

図星だったらしく、フェリシアは飛び上がって驚いている。

「絶対、昨日夜更かししたのなんて関係ねえな。単純に体力と精神力の差だわ……」

おじさんの非情な追撃に、フェリシアはMPメンタルパワーに特大ダメージを受けたような顔をして沈没した。

最後まで読んでいただきありがとうございます!

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