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オッドアイメイド ーノリの軽い神のせいで異世界行ったら最強になりましたー  作者: 月島 愛羅
第二章 フェリシアの仲間入り!

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メイド、騙される

「……はい、これで全ての手続きは完了です。フェリシアさん、ランクアップおめでとうございます!」

今日は、フェリシアの初昇格を祝うためにギルドを訪れていた。

「おぉ〜! やっと……やっとFランクやぁ!」

手渡されたばかりの、ほんの少し輝きを増したカードを見つめて、フェリシアは子供のように大喜びしている。

「そういえば」と、受付嬢さんがペンを置きながら私たちを交互に見た。「お二人はパーティーを組まないんですか? 正式にパーティー登録をすれば、今後受けられる依頼の幅もぐっと広がりますよ」

(あぁ、そっか……。今、私は一人じゃないんだ。パーティーを組むっていう選択肢、すっかり忘れてた)

「ええやん、それ! ぜひやろうや、ルナちゃん!」

フェリシアの弾むような声に背中を押され、私は静かに頷いた。

「……そうですね。じゃあ、お願いします」

「ありがとうございます。では、こちらの契約書にサインをお願いしますね」

受付嬢さんが手際よく取り出した契約書に、私はさらさらと名前を記した。

「最後に、パーティー名はどうされますか?」

(確かに……。何がいいかな?)

腕組みをして唸る私を横目に、フェリシアが十秒ほど考え込み……やがて、パッと何かが閃いたような顔をして声を上げた。

「あ! 『シエル・エトワール』とか、どうやろ?」

「……じゃあ、それで」

(意外と、真面目な名前を考えるもんなんだな……。珍しい。正直、意味まではよくわからないけど)

もっと「チーム・ガチ強」みたいな変な名前を言われるかと身構えていたけれど、響きは悪くない。私は他の案も思いつかなかったので、フェリシアの出した案にそのまま賛成した。

「承知いたしました。パーティー『シエル・エトワール』、登録完了です。……なお、ランクはC+からのスタートとなりますね。では早速、こちらの依頼についてですが……」

「え? ちょっと待ってください、私、依頼を受けるなんて一言も言ってないですよ」

食い気味に返した私に、受付嬢さんは小首を傾げて「えぇ?」とわざとらしく声を上げた。

「何をおっしゃってるんですか。ほら、こちらの契約書の規約欄……『ご登録後、一件の指定依頼を完遂すること』と明記されていますよ」

指差された場所をよく見てみると、米粒のような小さな文字で、確かにそう書かれている。

(……あぁ、そういうこと。やってくれたわね、ギルド)

新設パーティーへの「お試し」という名の強制労働。私が内心で舌打ちをしている間に、受付嬢さんは淀みなく説明を続けた。

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