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0036 愛1

「裏口がいいわ!着いてきて!」

「え?!う、裏口?!何?!」 


裏口まで言って、パトラはユイナの頭を胸にやり、上から話し始めた。

「いい?!これからは離れちゃ駄目よ!セーブポイントまで戻ってきたら、全力で私を探しなさい!」

「分かった、パトラ、愛してる。」

「私もよ、ユイナ。」


異世界で好きな人ができてしまった。しかも、10才違いの、10才の男の子を好きになってしまうとは。

しかも、両想いとは重すぎる。

そんなことを馬車に乗って考えていたら、ユイナが言った。

「パトラは普通に帰りたいんだよね?」

「ええ、そうだけど。」

「オレは帰りたくは、ないな。」

「借金があるのよね、親御さんに。」

「まあ、パトラがいるから・・・。」

「聞こえなかったわ。」

「いや、何でもない。本当に。」

これでいいのだ。

ユイナは私の元で幸せにする。ユイナを守る。そう決めたのだから。

どんなに銃口を向けられても、この子だけは守る。

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