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0029 事実1

「はあ、はあ、お姉さん。今は2543年なんだよ。どこも機械化して。本当に貴族って、いるんだ。お姉さん、タイムトラベルしてきたでしょ?」

「そう、なの?」

「でさ、タイムトラベル出来る機械を作った一族がいて、ヤクザなんかに貸し出ししてるのが今の問題なんだ。奴隷になるのは、時代は機械が出来る前の年の2026年の時代の人間。」

「どうして、一年だけなの?」

「今の技術はすごいんだ。その機械さえあれば、『転生』という形で、この話が2026年、本になるらしい。ここは本の中なんだ。」

なろう系の漫画本の中か。

「2402年に実用化に入って、結構いろんな人が隔離されながら、昔は本や漫画になっていく。昔の人は存在じたいが本に閉じ込められていくから。本当はやったら、法律に触れるんだけど、ヤクザがやってて、黙認状態。」

「で、私の存在はパトラとして本の中で生き続けると。」

「じゃあね、お姉さん。ボクは隙をついて逃げるよ。」

「じゃあ!ここは日本の2543年の八王子?!」

「そうだけど。」

「じゃあ、アンティークとかは?」

「・・・それはボクにも。」

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