第13章 山南敬介と今井恭子
わんわんは姉妹に酒が飲めるか聞いた。
姉妹は同時に手を前に出して飲めないと断った。
その仕草が可愛らしく癒される2人。
だがわんわんは少しだけと酒を勧め、姉妹に酒を注いだ。
酒を口にすると姉妹はすぐに顔を赤くした。
わんわんとのりおはこの時、下心があった。
男なら誰でも持ってる下心。
女性はお酒が入ると心がオープンになるのは知れた事。
しかもそれが美人なら下心満載なのは尚更。
2人は合コンで女性の落とし方を熟知していた。
わんわんとのりおは少しずつゆっくりと姉妹に酒を勧める。
姉妹は少しずつ陽気になっていた。
それがまた可愛い。
わんわんとのりおは目で合図する。
これはいけると...
どんどんどんどん酒を勧める。
ところが...
姉のりょうが変化を見せる。
「おい!!!」
突然大声をあげる。
それと同時にのりおの肩に手を回す。
「お前も飲めぇ!!!」
「え?」
そう言うと、のりおのお猪口に酒を満水に注いだ。
酔っていたせいか、お猪口から酒が溢れていたが、りょうはのりおのお猪口に手に取り、そのままのりおの口に持っていき無理矢理飲ませた。
「ちょっと!」
突然の豹変に驚きを隠せないわんわんとのりお。
わんわんは妹のゆいかに尋ねた。
「ねぇ姉ちゃん大丈夫?だいぶ酔ってない?」
ゆいかもだいぶ酔っていた。
「アハハハハハハッ大丈夫大丈夫!!!」
「全部大丈夫じゃねぇぇ」
「ほらわんわんさんも飲んでぇ!!なんでわんわんなんだよぉ!!まぁいいか!飲めわんわん!!」
この姉妹は酒乱だった。
姉妹は2人にガンガン酒を飲ませた。
「わんさん!!やべーー!豹変した!」
りょうはのりおの頭をコツいた。
「うるせぇ良いから飲めぇ!!!」
「うぐっ」
りょうは次々と無理矢理飲ませた。
その光景を見たゆいかは大笑いした。
「アハハハハハッいいぞ!飲め飲め!」
笑う要素が全くわからないわんわんだった。
のりおは何十杯も飲まされ、そのまま白目を見せて倒れた。
「男のくせにだらしなーい」
りょうはそのまま自分で酒を注いで飲んだ。
そしてわんわんはトイレに行くふりをして部屋から逃げた。
その後も姉妹はお互い酒を注ぎ朝方まで飲んでいた。
2人の下心が生んだ最悪の出来事になったのだ。




