第12章 参謀伊東甲子太郎
朝になると恭子が目を覚ます。
恭子は辺りを見渡した。
麻美は一晩中、心配して恭子の手を握りながら
疲れ果てて眠っていた。
もっさん、わんわん、のりおも壁に寄り掛かりながら眠っていた。
皆が恭子を心配をしていたのだ。
恭子は昨日、吐血した事をうっすらとだが覚えていた。
暫くすると、麻美が目を覚ます。
麻美は恭子が目を覚ましてる事に気がつく。
麻美は大粒の涙を流した。
「キョー良かったぁぁ」
麻美の泣き声で坂本達も目を覚ます。
3人も恭子の下に近寄る。
恭子は全員に微笑みながら一言詫びた。
「ごめんね皆んな心配かけて」
恭子は目に涙を浮かべて謝罪した。
麻美は大きく頭を横に振った。
「ううん。体は何ともない?」
「大丈夫だよ麻美、ありがとう」
坂本達も安堵した。
だが結核が治ったわけではない。
早く何とかしないと恭子の命がない。
まだ医者から正式な事は言われてないが、吐血なんてそれ以外考えられない。
坂本は桜に賭けるしか方法がないと思ったのだ。
その桜だが...
ベッドの上で目が覚め、昨日の夢を思い出していた。
暫く考えていた。
「やっぱり夢だよね」
だが妙にリアル感があったので気になって調べることにした。
まずは坂本の自宅に向かう。
桜の自宅から1番近いのは坂本の自宅だった。
坂本宅に着くとインターフォンを鳴らす。
待ってるとインターフォンから母親らしき声で応答があった。
「はい」
「あっお久しぶりです。桜です」
「あっ桜ちゃん?ちょっと待ってね」
暫くすると坂本の母親らしき人物が出てくる。
顔見るなり嬉しそうに話しかける。
「桜ちゃん暫く見ない間に綺麗になったわねぇ」
「いえいえ全然」
謙遜する桜。
「ところでおばさんもっさんは居ます?」
「今みんなで京都の旅行に行ってるわよぉ」
「ああ〜そうなんですねぇ」
「何か透に用でもあるの?」
「ええ。また来ますねぇ」
夢の中でもっさんが言った様に京都に出かけてる。
桜は半信半疑で諏訪神社に向かった。
諏訪神社に着くと笑笑地蔵に向かった。
もし坂本が言うことが本当だったら地蔵の裏に桜の文字が刻まれているはず。
桜は地蔵の裏に周り確認する。
そして桜の目に信じがたい文字が飛び込んできた。
明らかに最近刻まれた文字ではない。
見えにくくなっていがしっかりとした文字が刻まれていた。
「桜時間がない急いでくれ」
桜は足が震えその場に座り込んだ。




