第8章 悪夢
全ての真相がわかり、冷たい目で見られる坂本とわんわんだが、ある意味考える思考が、同じだと改めて思う3人だった。
普通ここまで自分が助かる為に、友達を貶める奴はそう居ない。
ある意味感心すらしてしまう。
ここで話を変えたいのか、坂本が夢の話をしだす。
「そういやさぁ、俺変な夢見たんだよねー」
「夢?」
ここで麻美も思い出したかの様に答える。
「そういや麻美も見たぁ」
これを皮切りに、わんわん達も同じ事を言い出す。
全員夢を見ていた事を知り、それぞれの夢の話をした。
夢の話を聞いて麻美は、わんわんと恭子の夢が怖いと言い出す。
「マジで怖いね」
恭子はクビを傾げながら言った。
「何か意味あるのかな?」
同じに日に全員夢を見るなんて早々ない。
だが全員の夢の話を聞いて坂本は、珍しく真剣な顔をしていた。
のりおは坂本の険しい顔に気がつき、問いただした。
「もっさんどうしたんですか?怖い顔して...」
「あーああ。俺と麻美の夢はよくわからないけど、他のはなんとなくわかる。」
「教えてくださいよ」
「ことわる!言わない約束だろ?」
拒否する坂本。
坂本は夢の話を聞いて麻美以外の夢は、歴史を変えてしまう恐れがあったので、あえて言わない事にしたのだ。
だがなんで夢を見たのかイマイチよくわからない。
正夢になるかならないか、わからないが必ず意味があると思ったのだ。
ただもう一つ気になるのが、恭子以外全員に共通している事。
拓司と守屋が出てきている事だ。
わんわんがボソッと呟く
「あいつらの事どうしようか」
すぐさま返答する坂本。
「ほっとけないだろ」
「そうだよな...」
麻美は心配で気になっていた。
「本当に何があったんだろう」
麻美だけではない、全員拓司達の事を心配していた。
とにかく何とか、目を覚まさせなければならない。
だが5年と言う月日がどんなに重いものかと、坂本達にはわからなかったのである。




