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運命の絆  作者: ふじわら
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第8章 悪夢

坂本はヤカンを手を手に取った。


それを見てのりおは不思議に思い、小声で坂本に尋ねた。


「なんでこんな所にヤカンがあるんですか?」

「そんな事はどうでも良いんだよ」


坂本は聞き流して、隣の部屋に繋がる襖に手をかけた。


襖の向こうには、麻美と恭子が眠っている。



襖をゆっくり徐々に開けて、2人は隣の部屋に侵入した。


2人は深い眠りに入ってるせいか、全く気がつかなかった。

ゆっくりとすり足で、気配を殺しながら、ターゲットに向かった。


ターゲットはもちろん麻美である。



坂本とのりおは麻美のかけ布団をゆっくり捲り上げた。


麻美は全く気が付かない。


坂本は麻美の寝顔を見て、暫く見惚れいた。


のりおは坂本の腕を揺すり小声で囁いた。


「早くしましょうよ」


坂本我に返り、麻美の股間に水を少しかけた。



麻美はピクッと反応したが、起きる気配はなかった。


そしてかけ布団を戻し、慎重に自分たちの部屋に戻った。





麻美は夢を見ていた。


深い霧の中を歩いている。

歩いていると霧が晴れて来る。


霧が晴れると学校だろうか?


教室らしき所にいる。


教室には子供が沢山いる。


でも何故か懐かしい見覚えのある教室。


麻美は子供たちの顔を見て気がつく。


「麻美達の子供の頃?」


そう麻美達の小学生の頃だった。


よく見ると、坂本、わんわん、恭子もいる。


まだ朝なのか、ランドセルを背負って子供たちが、次々に登校してくる。


そして最後に幼い麻美が、慌てた様子で入ってくる。

「あ、麻美?なんで...」

麻美は何か必死でわんわんに言ってる。


だが声が聞こえない。


何言ってるのか全然わからないが、必死でわんわんに何かを言っている。


暫くするとクラス中わんわんに、向かって指を差し大笑いをしてる。


何故笑われてるかわからない。



暫くするとチャイムが鳴ったのか、一斉に席に着く。



前のドアが開き、誰かが入ってくる。


なんと刀を持った幕末のままの姿の、守屋と拓司が2人はわんわんと坂本に、斬りかかった。


しかし見えてないのか、坂本とわんわんは気がついてない。


それどころか、誰も気がついていない。


麻美は大声で坂本とわんわんに叫んだ。



「危ないぃぃぃ」



叫びながら麻美は目を覚ました。


悪夢だった。



それと同時に股間の異変に気がついた。


「え?何で...」


麻美はこの状況に驚愕した。


麻美はかなり狼狽えていた。


その様子に寝ていた恭子が気がつく。


「どうしたの?」


麻美は恭子に抱きつき涙目で、状況を説明した。


恭子は麻美の頭を撫でて、落ち着かせた。


「しょうがないよ。この時代に来てかなりのストレスが溜まったんだと思うよ」

「でもこの事がみんなにバレたらと思うと...」

「んーそだね。じゃあこうしよう」


恭子は麻美に台所行って、水を持ってきて自分も濡らそうと...


麻美だけじゃなくて、自分もした事にしようと

提案したのだ。


麻美は反対した。

「キョーがしてもないのに、した事にするなんて嫌だよぉ」


しかし恭子は笑顔で答える。


「大丈夫だよ。全然平気だよ」

「キョー...」


この心優しい恭子をますます大好きになった。


そして台所に行き、恭子も同じ境遇になり眠る事にした。



この3人のお漏らし隊は万が一バレても、誰も馬鹿にできない状況を一瞬で作りあげたのだ。


ある意味、団結しているのである。



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