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運命の絆  作者: ふじわら
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第7章 池田屋事件その後

部屋戻ってゆっくりしていると、山南が訪ねて来る。


坂本達は、先ほどの山南の計らいに感謝した。


「先生先ほどはありがとうございました」

「いえいえ。私に出来る事があれば、何なりと申してください」


山南は全てわかった上で、坂本達の力になる事を決めていた。


だが坂本達には、黙ってる事を決めていた。


山南は麻美と恭子を見つめ、ある提案をした。


「麻美さん恭子さんどうですか?ちょっと働いてみませんか」


2人は見つめ合い、麻美は少し戸惑いながら聞いた。


「どういう仕事ですか」

「私の知りあいがやってる、お座敷に出てみませんか?」


「男の人にお酒を注ぐ仕事ですか?」

「ええ。お客さんのお話しを聞いてあげたり、そういう仕事ですよ」


坂本は不安げに尋ねた。

「それって身体を売ったりするんですか?」

「ははは、大丈夫ですよ。そういった事はないお店ですよ」



わんわんは坂本に小さく呟いた。

「キャバクラみたいなところじゃね?」

「ああ。なるほどなぁ」


麻美と恭子は話し合い、やってみる事に決めた。

「わかりました。それでは、話を進めますね」


2人の了承を得た山南は部屋を後にした。


山南が部屋を出て行き、坂本は少し不貞腐れながら、麻美に突っかかった。



「恭子はともかく、麻美にできるのか」

「何でよ。出来るに決まってるじゃん」

「常識ないじゃないし、すぐキレるやん」

「はぁ?アンタよりはあるし」

「ないない」


坂本はバカにする様に煽る。

坂本と麻美は罵声を浴びせ合った。

また始まったのだ。


わんわんは呆れていた。

「まったく...仲が良いのか悪いのかコイツらだけは...」


苦笑いをする恭子とのりお。


言い合う2人の間にわんわんが割って入る。


「わかったわかった。じゃあどっちが常識人か決めてやるよ」


「俺に決まってるだろ」

「もっさんよりは絶対あるし」


「じゃあ質問。時速200キロで走る、新幹線の中で100キロのボールを投げました。どうなるでしょう?」


「は?何それ?」


麻美は困惑した。


わんわんは2人を煽った。


「え?わからないの?2人共常識あるんだからわかるよね?」


「もちろん」


2人共同時に答えた。

引くに引けなくなったのだ。


そして悩んだ2人は答えた。


まずは坂本が答えた。

「100キロのボールは100キロのままだな」


続いて麻美が断る。

「違うね。倍になるんだよ。200キロだよ」


麻美の答えを聞いて坂本は嘲笑う。

「ふっ。なんで倍になるんだよ」

「本当アンタむかつく」

「わんわん正解は?」


わんわんは真顔になる。


「ファイナルアンサー?」


2人は同時答える

「ファイナルアンサー」



真顔のまま溜め込むわんわん。


緊張する2人。



そして...




「ざんねーん」

「えーーーー」


わんわんは正解を伝える。


「そんなもん、怒られるに決まってるだろう?新幹線の中でボールなんか投げたら。常識なっっ」


「はああああああ?」


のりおと恭子は大笑いした。


2人は完全にわんわんにやられたのである。

まともに考えたのが悪かったのだ。


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